【番外編②】共同親権になると、子どもの生活はどう変わる?

【番外編②】共同親権になると、子どもの生活はどう変わる?

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コラム
こんばんは!

今回は、前回に続いて「離婚後の共同親権」についてです。

2026年4月1日から、離婚後も父母の双方が親権者となる「共同親権」を選択できるようになりました。

僕も高校生のときに両親が離婚していますが、離婚は結婚の20倍大変なんて言う人もいますがあながち間違ってないかななんて思います。

僕は高校3年生のときだったんでまだ全然納得も出来ましたが、小さいお子さんのいる家庭はほんとに大変だと思います。

前回は、

「そもそも共同親権って何?」

というところを中心に見ていきました。

今回はもう一歩進んで、

「共同親権になると、子どもの毎日の生活はどう変わるの?」

というところを考えてみたいと思います。

■ 共同親権=子どもを半分ずつ育てる?

まず、ここは誤解しやすいところです。

「共同親権」と聞くと、

「父親の家と母親の家を半分ずつ行き来するの?」

と思う方もいるかもしれません。

でも、共同親権だからといって、子どもが必ず両方の家を行ったり来たりするわけではありません。

父母が離婚した後、子どもがどちらの親と暮らすのか、親子交流をどのようにするのかなどは、それぞれの家庭の事情に応じて決めていくことになります。

法務省も、離婚後の子育てについて「こうしなければならない」という一つの形があるわけではなく、子どもの利益を考えて決めることが重要だとしています。

つまり、

「共同親権=一緒に暮らす」ではない

ということですね。

■ 毎日のことは、どちらか一方で決められる

では、共同親権になると、何をするにも父親と母親の両方の許可が必要なのでしょうか?

これも違います。

法律上、共同親権の場合でも、「日常の行為」については、一方の親が単独で親権を行使できるとされています。

例えば、

食事
服装
日常的な生活上の判断
などです。

毎日の食事について、

「今日の夕飯は何にする?」

「この服を着せてもいい?」

と、いちいち父親と母親の2人で決めなければならない、という制度ではありません。

当たり前っちゃ当たり前ですよね(笑)

子どもは毎日生活しています。

そのたびに両親の合意が必要になってしまったら、面倒くさくてしょうがないです。

■ では、重要なことはどうする?

一方で、子どもの生活に大きな影響を与えるような重要な事項については、父母が共同して親権を行使することが基本になります。

ここが、今回の制度を理解するうえで大切なポイントです。

例えば、

「日常のこと」と「子どもの人生に大きな影響を与えること」

では扱いが違うわけです。

だから共同親権では、

毎日の生活はできるだけスムーズに
大きな決定は父母で協力して

という考え方が基本になります。

■ 学校や病院はどうなる?

ここも気になるところですよね。

例えば、子どもが学校に通っているとします。

毎日の送り迎えや食事、服装などの日常的なことについては、一方の親が対応できます。

一方で、子どもの生活に大きく関わる重要な事項については、父母で話し合って決めることが基本になります。

また、病院などで急いで対応しなければならない場合には、子どもの利益のために急迫の事情があるときは、一方の親が単独で親権を行使できる仕組みもあります。

つまり、

「共同親権だから、緊急時でも相手の親の許可が出るまで何もできない」

という制度ではありません。

このあたりは、子どもの安全や生活を守るために重要な部分だと思います。

■ 子どもは「父・母どちらかを選ぶ」の?

ここも非常に難しいところです。

離婚するのは父母ですが、子どもにとっては、どちらも親であることに変わりません。

政府広報でも、離婚後の子育てについて、子どもの声に耳を傾け、子どもの利益を考えて取り決めることが重要だとされています。

そのため、

「お父さんとお母さん、どっちがいい?」

と子どもに選ばせるような考え方ではなく、

「この子にとって、どうすることが一番いいのか」

という視点が重要になります。

■ 「親子交流」も大切なポイント

共同親権を考えるとき、もう一つ忘れてはいけないのが親子交流です。

離婚したとしても、子どもと親との関係がなくなるわけではありません。

そこで、

「いつ会うのか」

「どこで会うのか」

「どのくらいの頻度にするのか」

などについて、子どもの状況を考えながら決めていくことになります。

法務省も、離婚の際には親権だけではなく、子育ての分担、親子交流、養育費などについて取り決めることを案内しています。

■ ここで「お金」の話にもつながります

ここまで読むと、

「今回は法律の話なのに、お金は関係ないのでは?」

と思うかもしれません。

でも、実はここからがFPとして気になるところです。

子どもがどちらの親と暮らすのか。

親子交流をどうするのか。

学校や習い事をどうするのか。

そして、

その費用を誰が、どのように負担するのか。

子どもが成長すれば、

学校にかかるお金
習い事
部活動
高校・大学の学費
一人暮らしの費用

など、さまざまなお金が必要になります。

だからこそ、共同親権を考えるときには、

「親権を誰が持つか」だけではなく、「子どもの生活をどう支えていくのか」

まで考える必要があるのだと思います。

■ 今回のまとめ

今回のポイントを簡単にまとめると、

① 共同親権=子どもを半分ずつ育てる、ではない

子どもがどちらの親と暮らすのかなどは、それぞれの家庭の事情に応じて決めます。

② 日常的なことは一方の親だけで対応できる

食事や服装など、「日常の行為」は一方の親が単独で行うことができます。

③ 重要なことは父母で決めることが基本

子どもの生活に大きく関わる事項については、父母が共同して親権を行使することが基本です。

④ 一番大切なのは「子どもの利益」

父親・母親それぞれの都合ではなく、

「子どもにとって何が一番いいのか」

という視点が重要になります。

■ 次回は「養育費」について

ここまで共同親権について見てきましたが、

実際に生活していくうえで、どうしても避けて通れないのがお金の問題です。

そこで次回は、

【番外編③】「養育費」も変わった?2026年から始まった「法定養育費」とは

について調べてみたいと思います。

「養育費って、そもそもどうやって決めるの?」

「月2万円って聞いたけど、それだけでいいの?」

このあたりを、FPとしてお金の視点からもう少し掘り下げてみます。


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