LP制作の内藤です。
今回は、ぼくが作ったLPを1本取り上げて、「なぜこの形にしたのか」をお話しします。
完成したページだけでは分からない、作る前に考えていることが伝わればうれしいです。
※このLPは、制作サンプルとして作った架空のお店のページです。実在のお客さまの案件ではありません。
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■ どんなお店のLPか
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「障子のあかり屋」という、障子の張り替えの出張サービスです。
・1枚から頼める
・朝に障子を取り外して、工房で張り替え、夕方に戻す
・料金は1枚2,800円から。出張料はかからない
ページのゴールは「訪問日の予約」です。
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■ 最初に考えたこと:お客さまは、なぜ頼まないのか
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ぼくはいきなりデザインを作りません。
最初に「読む人はどんな人で、何が引っかかって申込まないのか」を書き出します。
このお店のお客さまとして想定したのは、
持ち家に住む50〜70代の方です。
破れたところにテープを貼ったまま、何年もそのまま。
昔は自分で張り替えていたけれど、もう脚立も腰もきつい。
それでも業者に頼まないのは、なぜか。
理由は2つだと考えました。
① 来てもらってから、高い金額を言われそう
② 1〜2枚のために呼ぶのは、気が引ける
つまり、障子の張り替えをしたくないわけではないのです。
「いくらかかるか分からないまま、人を家に呼ぶこと」が怖い。
だとすれば、このLPでいちばん大事なのは
「きれいな障子の写真」ではなく、「先に金額が分かること」です。
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■ 答え:ページの中で、金額を出してもらう
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そこで、ページの中ほどに料金シミュレーターを置きました。
・障子の枚数を選ぶ
・紙の種類を3つから選ぶ
この2つだけで、合計の金額がその場で出ます。
出張料・取り外し・古い紙の処分が0円であることも、内訳に1行ずつ並べました。
そして合計のすぐ下に、
「この金額から、上がりません。」
と大きく書いています。
ポイントは、予約フォームの場所です。
フォームはシミュレーターの下に隠しておき、
金額を出したあとにだけ開くようにしました。
「この金額で、訪問日を選ぶ」というボタンを押すと、
選んだ枚数・紙・合計がフォームの上に表示されます。
お客さまは「金額に納得してから予約する」という順番になるので、
①の不安が残ったまま申込む、ということが起きません。
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■ 「追加料金なし」を、正直に書く
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「追加料金は一切ありません」と書けば、強く見えます。
でも実際には、木枠が壊れていたら修理が必要になることがあります。
例外を隠して言い切ると、あとでお客さまをがっかりさせてしまいますし、
表示のルール(景品表示法)の面でも問題になりかねません。
そこで、
「木枠の修理が要る場合だけ、作業前に金額をお見せして、同意をいただいてから。同意がなければ、張り替えだけ行います」
と、例外まで書きました。
料金のルールは、ページの後半に表にまとめています。
例外まで先に見せておくほうが、
「この店はちゃんとしている」と感じてもらえると考えたからです。
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■ 50〜70代の方が読みやすいように
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見た目の面では、読む方の年齢に合わせて次のことを決めました。
・本文の文字は、ふつうより大きめにする
・注意書きも小さくしない
・ボタンや「−/+」は、指で押しやすい大きさにする
・選んだものは、色だけでなく✓印でも分かるようにする
また、和風のページにありがちな、
筆文字や金色、和柄の背景は使っていません。
高級旅館の広告のようになって、「うちには高そう」と思われてしまうからです。
代わりに、ページ全体を「障子」に見立てました。
木の格子をページの区切り線にして、白い障子紙の上に文字を置いています。
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■ まとめ
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このLPで考えたことを一言でまとめると、
「お客さまが申込まない理由を先に見つけて、
その理由をページの中で消しておく」
ということです。
今回は「金額が分からない」が理由だったので、
シミュレーターと料金のルール表で答えました。
商品が変われば理由も変わるので、答えの形も毎回変わります。
ぼくのLP制作では、この「誰に・何を・どの順番で見せるか」を
構成案1枚にまとめて、ご確認いただいてから作り始めます。
「うちの場合は、お客さまは何で迷っているんだろう?」
というところから一緒に考えますので、
文章や写真がまだない段階でも、お気軽にご相談ください。