「効果◯%アップ」と書かずに選ばれるLP|制作事例:法人向けExcel研修

「効果◯%アップ」と書かずに選ばれるLP|制作事例:法人向けExcel研修

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ビジネス・マーケティング
LP制作の内藤です。

今回も、ぼくが作ったLPを1本取り上げて、「なぜこの形にしたのか」をお話しします。
前回はお店(個人のお客さま向け)でしたが、今回は会社向けのサービスです。

※このLPは、制作サンプルとして作った架空のサービスのページです。実在のお客さまの案件ではありません。

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■ どんなサービスのLPか
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「引き継げるExcel研修」という、中小企業向けの社内研修です。

・1回3時間×2回。1社ごとの貸切で、10席まで
・会社に出張するか、オンラインで行う
・自社のExcelファイルを1本持ち込んで、研修の中で直す
・料金は1社22万円(税込)

ページのゴールは「研修の資料(PDF)の請求」です。

02_fv.png


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■ 最初に考えたこと:社長は、なぜ申込まないのか
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いつもどおり、デザインより先に
「読む人はどんな人で、何が引っかかって申込まないのか」を書き出しました。

想定したのは、社員10〜40名の会社の社長や総務・経理の責任者です。

「この表は〇〇さんしか分からない」というファイルがある。
その〇〇さんの産休や退職が決まった日に、このページを読む。

困っているのは確かです。それでも申込まない理由を、4つ考えました。

① 前に研修を受けさせたけど、翌週には元に戻った
② 社員がついてこられるか分からない
③ 自社のファイルを外の人に見せるのは心配
④ 問い合わせたら、営業の電話がかかってきそう

このうち①がいちばん重いと考えました。
「研修というもの自体を、もう信じていない」からです。

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■ ゴールを「申込み」ではなく「資料請求」にした
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会社向けのサービスは、読む人と決める人が同じとは限りません。
22万円の研修なら、ページを読んだ人がその場で申込むことは、まずありません。
社内で相談して、上の人の了解をとってから決めます。

そこで、ページのゴールを「資料を受け取る」にしました。
社内で回すための資料を、先にお渡しするという考え方です。

そのうえで、④の不安をボタンのすぐ下で消しています。

「無料・PDFでメールに届きます・営業電話はしません」

この1行を、ページの中のすべてのボタンの下に置きました。
入力してもらうのも、会社名・お名前・メールアドレスの3つだけです。

料金のところには、受講する人数を動かすと
「1席あたり◯円」が出るしかけも入れました。
社内で説明するときに、そのまま使える数字だからです。

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■ 説明するより、画面で見せる
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①の「研修なんて、どうせ変わらない」に答えるために、
「この研修で何が変わるのか」を、文章ではなく画面で見せることにしました。

ページの中ほどに、Excelの画面を再現しています。
ボタンを押すと、同じ表の「研修前」と「研修後」が切り替わります。

02_before.png


研修前の表は、多くの会社で見かける状態にしました。

・ファイル名は「売上集計_最終_v3_本当に最終(2).xlsx」
・黄色や赤のセルの意味は、作った人しか知らない
・シートが4枚あって、どれが本物か分からない

02_after.png


研修後の表では、シートが「入力・計算・出力」の3枚に分かれています。
人が打つのは青い枠のセルだけ。数式は別のシートにあるので、うっかり消されません。

「研修でこういう表の作り方を学びます」と書くより、
自社の表を思い浮かべながら見比べてもらうほうが、早く伝わります。
「うちの表は、前のほうだ」と気づいてもらえたら、このページの役目はほぼ終わりです。

※この画面は画像ではなく、ページの中で組んでいます。スマホでも文字がつぶれず、押すとすぐ切り替わります。

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■ 「作業時間◯%削減」とは書かない
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研修のLPでは「業務効率◯倍」「作業時間◯%削減」といった数字がよく使われます。
でも、変わり方は会社の表によって違います。
根拠のない数字を書くと、表示のルール(景品表示法)の面でも問題になりかねません。

そこで、数字の代わりに「研修のあと、社内で何が変わるか」を対照表にしました。

・更新できる人:作った人だけ → 表を開いた人
・ファイル:「最終_v3」が並ぶ → 1本+日付
・担当が休んだ日:集計が止まる → 代わりの人が回す

そして表のすぐ下に、
「変わり方は、会社の表によって違います。研修では、持ち込んだ1本で確かめます。」
と書きました。

②と③の不安は、よくある質問で正直に答えています。
「関数は8つに絞る」「秘密保持の契約を結ぶ。数字をダミーにしたファイルでもかまわない」
といった具合です。

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■ 見た目は、白と黒と青だけ
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会社向けのページなので、イラストや明るい色は使わず、
白・黒・青の3色だけにしました。

最初の画面は、黒の背景に大きな文字で、
「その表、明日あなたが休んでも回りますか。」
と問いかけています。

ページ全体には、Excelのセルのような薄い格子を敷き、
各セクションの左上に「A1」「B2」のようなセル番地を小さく入れました。
Excelの研修だと、ひと目で分かるようにするためです。

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■ まとめ
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このLPで考えたことをまとめると、

「お客さまが申込まない理由を先に見つけて、
 その理由をページの中で消しておく」

という点は、前回のお店のLPと同じです。

違うのは、会社向けのサービスでは
「決める人が別にいる」ことまで考えて、ゴールの置き方を変えたところです。
今回は「資料請求」をゴールにして、社内で回しやすい形を作りました。

ぼくのLP制作では、この「誰に・何を・どの順番で見せるか」を
構成案1枚にまとめて、ご確認いただいてから作り始めます。

「うちのお客さまは、何が引っかかって止まっているんだろう?」
というところから一緒に考えますので、
文章や写真がまだない段階でも、お気軽にご相談ください。
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