リスク察知は経験と直感が重要

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おはようございます。



本日は『リスク察知』について、とても重要なことなので個人的意見も含めてお話していきます。

今回、お話する『リスク察知』については、医療・介護・福祉業界で重要視されている『人材離職』に関する内容です。

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経営者は事業を行っていれば、様々な危機に直面しますよね。

それは、よく言われるような人の人生において、同じことが言える「3つの坂」です。

・上り坂

・下り坂

・まさか

です。よく結婚スピーチなどで使われるポピュラーな言葉ですね。

つまり、人の人生も、法人の人生も、良い時もあれば悪い時もあり、そして、どんなに準備をしていても、予想を超えるような「まさか」に出くわすことがある。

人生何があるか、分からないということです。

今回のリスク察知では、この「まさか」について特に注意していただきたい!という思いで語らせていただきます。

さて、リスク察知をお話する上では、「リスク」という言葉についての一定の定義が必要となります。

言葉の定義とは、基本的に自ら定めることができ、そして自由意思なのです。より多くの方が認識している言葉のニュアンスや意味合いというのは、国語辞典に載ったりしています。

私が定義する「リスク」というのは、日本語で言えば「危機」です。

危機というのは、今起きていることではなく、今より先の未来に起こる可能性のある”危ない事象"です。

まさに”鬼気迫る"→危機迫るという感じでしょうか。

このすべての場面で想定される”危機”に関して、できる限り対策を検討し、危機を回避、減少させるのが、以前にも書きましたリスクデザインです。

リスクデザインを行うには、まずリスクについて察知しなければなりません。これが今回の本題でありますが・・

様々な企業を支援していると、私は職業上、過剰に反応してしまいますが、リスク察知力が薄い方が多いです。

なんだが、いい意味でポジティブですし、悪い意味で無頓着なんですかね・・・事業経営というのは常に「まさか」を想定したリスクデザインが必要となりますから、「察知」できなければ、事業は危機に直面してしまいます。

さっきから私が言っている「察知」ですが、これはやはり、その人の経験から染み出る直感によるものが大きいと思うのです。

私の場合は、支援先の社内で職員さんと会議を行うことや、個人面談を行うことで、その人の言葉の声量、話方、音程、端々、または表情などから総合的に心理を探る傾向があるので、そこからリスク察知につながっていることが多いです。

このリスクを医療・介護・福祉業界の人材リスクに当てはめるならば、多くは”離職危機"になるでしょう。

人が離職するということは、この業界では企業の倒産を意味します。

一人だからいいだろう・・・

この人だから仕方ない・・・

こういった甘い考えは、組織が大きくても小さくても、倒産までの時間軸の長さの問題で、結局は・・ということです。

人が離職するのが、この業界にとって最も恐れることですから、ここに大きな危機感を土台として持つべきだと思っています。

土台があって、そして察知ができるのです。

離職を気にもしていない人たちに、離職を察知せよ!と言っても残念ながら、馬の耳に念仏です。

察知は意識と経験から、直感にたどり着きます。

日頃、経営者や管理職のみなさんは、人を大事にするんだ!と言いながら、本当の意味で実行できていますか?

言葉だけになっていませんか?

そういった上っ面、有言無実行ケースは多々あります。

本当の意味で、リスク察知を行いましょう。

それでは。


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