「”不安”は、力持ち！💜」🎾🚴‍♀️⚔️🏓⛳😎😍

💎多くの人が、「不安」という言葉を口にするのを耳にします。

不景気、失業、政治に対する不信感も広がっています。

IT（情報技術）などの技術革新のスピードについていけず、取り残される

事への恐れもあります。

あるいは、うつ病やパニック症候群というような心の病になって、

心療内科に通っている人もいます。

若い人たちは若い人たちなりに大きな不安を抱え、

年配の人たちは年配の人たちなりの大きな不安を抱えています。

また、今世界中が戦争の足音におびえています。

あるいは、グローバル・スタンダードというような大きな枠組みの中で

締め付けられていてどう生きていいのかわからない。

圧倒的な強力なハイテク軍事力が世界を支配していく、という

ことへの抵抗感も感じています。

いろんな不安が、周り中にあふれているいるように見えるのです。

これは、とても正常反応と思うのです。

今の不安時代には、心に不安を抱えているという事が、むしろ

正常な反応ではないでしょうか⁈

それは、なぜでしょう！

私たちが今生きている、この世界のありかた自体が、人間に不安を

与えるような歪んだ構造になってきているからです。

私たちの環境そのものがいま病んでいるからです。

食べ物だけではありません。空気や水に対しても不安がある。

水道の水は一切飲まないで、必ずミネラルウォーターを飲むという人もいます。昔は、水道の水を不安に思って飲んだことありませんでした。

道路を歩くときも、背後に絶えず気を配らなくてはなりません。

このように不安というものが、この社会にいろいろな形で日常化してきています。そして人間の心と体は、そういった不安を正直に反映するものなのです。

つまり、敏感に反応する柔軟な神経と肉体であればあるほど、その人は、

たくさんの不安を抱え込んでしまうという事なのです。。

そういう時に、なんの反応もなく不安を感じることもなく

毎日のんびり過ごしていられる、という人の方が、かえって不自然ではないでしょうか！

ひょとしたら、そういう人は、つるつるしたプラスティックみたいな

情緒と神経をもつ、病んでいる人なのかもしれません。

私は、今のこの時代に不安を抱えていないということは、

それこそ非常に不安な危ない状態ではないかと思っている次第です。

人間は、環境とともに生きています。

環境がバランスを失って不安定になっている時には、

人間の心と体も不安定になるのです。

その不安定な状態が、不安につながっているわけです。

極端に言えば、不安定な環境にいて不安ではないということは、

異常な状態であるとさえ私には思えるのです。

ですから、今は、人間が不安になることは全く自然な事なのです。

心の優しい人ほど、柔軟な人ほど、あるいは素直な人ほど

自然に不安を抱えている。その不安をどうしようもなく持て余している。

そんな時代なのです。

とすれば、不安であるという事は、その人がまだ人間であるということ、

逆に全く不安を感じずに生きているという事は

その人が非人間的な生き方をしているという事になると思うのです。

私にもいろいろと心身のトラブルがありました。

今思うと、それを取り合えず受け入れ、さてどうするか？と考えることが

重要だとわかった次第です。

つまり、来るものは拒むことができないからです。諸行無常だからです。

不安というものは、拒まずに冷静になり、何かの便りを運んでくる大切な

メッセージ（忠告）と考えるべきものです。

そういう忠告を運んで訪れるのが、「不安の使者」だと思っている次第です。

不安には、不安定という意味もあります。

そう考えた時、不安はものが転がっていくために必要な力であると

言えるのではないでしょうか！

今、不安はこれまでになかった程の社会現象として広まっています。

それは、逆の見方をすれば、人間らしさの最後の砦が守られているということに他ならないと思っています。

私たちはみな不安を抱えています。不安に苦しんでいます。

そんななかでは、不安を感じていることが人間らしいと頭を切り替えた方がいいのです。自分が不安を感じて、時にはパニックに陥ったりするのも

自分が人間らしい柔らかい優しい心を持っているからだと考え方を変えてみることです。むしろ不安を肯定的に受け止め、不安とどう共生していくか

という考え方が必要と思います。

不安を感じる心というのは、人間の自由を求める心であり

やさしさであり、愛の深さであり、感受性の豊かさなのです。

ですから、その不安をどんなふうに希望に転化させるのかを考えるべきなのです。不安は、「希望の土台」　不安を感じることが、人間が人間としてあるべき出発点なのです。

今のこういう時代には、人間的な希望は、不安を感じている人々の中にある

と言ってもいいかもしれません。

故に、不安をバネにして、その不安からどのような希望を抱くかが

大事なことになるのではないでしょうか⁈人間ならば！