【開発の裏側㊹】EAに選べる機能を足したら、まず切った状態で前の版と1円も違わないかを見ます

【開発の裏側㊹】EAに選べる機能を足したら、まず切った状態で前の版と1円も違わないかを見ます

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IT・テクノロジー
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

ゴールドの押し目で買い下がるナンピンのEAを試作していて、選べる機能を1つ足したときの話です。
足したあとに、最初に何を確かめたか。そして、その機能を既定で切っておくと決めた理由です。



足したのは、組が大きく下げたときに、もう一段買い足して、戻りを待つ機能です。
効けば助かる。効かなければ、損が深くなる。そういう性格なので、使う人が選べる形にして、既定は使わない、にしました。



足したあと、最初に確かめたのは、機能を切った状態です。

機能を切ったEAを、前の版と同じ期間、同じ設定でMT5のテスターに走らせました。2024年1月から2026年10月の、実際のティックです。

結果は、前の版と1円も違いませんでした。
取引の数も、損益も、PFの1.59も同じです。



開発の裏側の9回目で、損益が直前の結果と1円まで同じだったせいで、テスターが設定を読んでいないと気づいた話を書きました。
あのときは、同じであってはいけない場面でした。

今回は逆です。機能を切ったなら、同じでなければいけない。
1円でも違えば、切ったはずの機能が、どこかで前の動きに混ざっているということです。



次に、機能を入れた状態を2通り走らせました。最後に全部を損切りする深さを、口座の40%にした形と、60%にした形です。

60%の形は、2026年6月の下げで、買い足したあと建値まで戻り、全部をほぼ0で閉じました。PFは2.09です。
40%の形は、同じ場面で戻りきる前に深さに届き、全部を損切りしました。PFは1.27まで下がりました。

自分の模擬でも同じ場面を測っていて、いちばん深いところは、40%に届く少し手前でした。
MT5のテスターでは、それより少し深く下げて、届いてしまった。違いは、データの出どころとスワップの分です。



どこまで下げてから戻るかの、ほんの少しの差で、建値で助かるか、全部の損切りになるかが入れ替わる。
この機能は、そういう紙一重の上に乗っていました。

だから既定では切っておき、使う人には、最悪の場合にどこまで損をするかを、説明書にはっきり書くことにしました。



EAに機能を足したら、まず切った状態で、前の版と結果が1円も違わないかを確かめてみてください。
足したものが、切ったときに何も変えていないと分かってから、入れた状態を測る。順番を逆にすると、どちらの差なのかが分からなくなります。

EAへの機能の追加と、その確かめまでを含めたご依頼も受けています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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