喉元過ぎれば熱さを忘れる

喉元過ぎれば熱さを忘れる

記事
コラム
〜感謝の気持ち、いつの間にか忘れていませんか?〜

こんにちは、天音 海です。

今回は恋愛のお話から少し離れて、「感謝」についてお話しをしたいと思います。

皆さんは、【喉元過ぎれば熱さを忘れる】と言うことわざをご存じですよね。

苦しかった事や辛かった事も、時間が経って楽になるとその時の苦しさを忘れてしまう。

そんな意味のことわざです。

でも、私はこの言葉を聞くと、もう一つ考えてしまう事があります。

それは、苦しいときに助けてくれた人への感謝まで、いつの間にか忘れてしまっていないだろうかと言うことです。

人間ですから、忘れてしまう事もあります。

私自身も、振り返ってみれば反省しなければならない事もあります。

今日は、そんな身近な感謝について少しお話しをさせてください。

苦しいときほど、人の優しさが身に染みる

例えば、仕事で大きな失敗をしてしまったとき…

誰にも相談出来ずに一人で悩んでいたとします。

そんな時、話を聞いてくれる人がいたらどれほど救われるでしょうか。

「大丈夫だよ」

「何かあったらいつでも話してね」

たった一言でも心が軽くなることがあります。

恋愛でも同じですよね。

好きな人との関係がうまくいかず、毎日のように悩んでいたとき。

夜遅くまで話を聞いてくれた友人。

何度も相談に乗ってくれた人。

自分のことのように心配してくれた家族。

その時は、心から感謝していたと思うんです。

「本当にありがとう!」

「話を聞いてもらえて助かった」

その言葉に、嘘や偽りはなかったはずです。

でも不思議なもので、悩みが解決して生活が落ち着いてくると、あれほど有難く感じていた事も少しずつ記憶の隅に追いやられてしまう事があります。

もちろん、毎日感謝の言葉を伝えなければならないと言う話ではありません。

ただ、苦しかった時に自分を支えてくれた人がいたこと。

その人が、自分のためにお金や時間を使ってくれたこと。

それだけは、忘れずにいたいものですね。

人の優しさは、当たり前ではありません

誰かに親切にしてもらう事が続くと、最初は有難く感じていた事もいつの間にか当たり前になってしまう事があります。

例えば、毎日連絡をくれる恋人。

困ったときには、いつも相談に乗ってくれる友人。

何も言わなくても、自分の事を気にかけてくれる家族。

最初はその優しさが嬉しかったはずなんです。

でも、慣れてくると、

「連絡をくれて当然」

「困ったら助けてくれるはず」

「これくらいしてくれてもいいのに」

そんな気持ちが、少しずつ出てきてしまう事があります。

そして、相手が自分の期待通りに動いてくれなかったとき、感謝よりも不満の方が先に出てしまう。

人間ってそう言うところがありますよね。

でも、少し考えてみてください!

相手にも仕事があり、生活があり、悩みがあります。

自分のことで精一杯の日だってあるでしょう。

それでも、あなたのために時間を作ってくれた。

疲れているのに、話を聞いてくれた。

その優しさは、決して当たり前のものではないと思うんです。

誰かが自分にしてくれた事を当たり前だと思い始めたときこそ、感謝を思い出す必要があるのかもしれません。

感謝を忘れると、人との関係も少しずつ変わっていく

これは、恋愛でも人間関係でも同じだと思います。

例えば、いつも相談に乗ってくれる友人がいたとします。

自分が落ち込んでいるときには、何時間でも話を聞いてくれる。

でも、その友人が悩んでいるときには、自分の都合を優先してしまう。

「今は忙しいから、また今度ね」

そんなことが何度も続けば、相手も寂しく感じるかもしれません。

別に見返りを求めて相談に乗っていた訳ではないでしょう。

ただ、自分が困っている時には頼ってくるのに、こちらが困っている時には知らん顔。

そんな関係が続けば、誰だって疲れてしまいますよね…

恋人同士でも、似たような事があると思います。

付き合い始めの頃は、会えるだけで嬉しかった。

忙しい中、時間を作ってくれる事がありがたかった。

それなのに付き合いが長くなるにつれて、会えることも連絡をもらえる事も、当たり前になってしまう。

そして、相手が少しでも自分の思い通りにしてくれないと、不満を感じてしまう。

もちろん、恋愛はどちらか一方が我慢するものではありません。

ただ、お互いが相手の優しさを「当たり前」だと思うようになれば、少しずつ気持ちのすれ違いが生まれてしまう事もあるでしょう。

ありがとう

たった五文字の言葉ですが、言われて嫌な気持ちになる人はそう多くないと思います。

長く一緒にいる相手だからこそ、感謝の気持ちは言葉にして伝えていきたいですね。

感謝は、無理にするものではありません

ここまで感謝についてお話しをしてきましたが、一つだけ誤解していただきたくない事があります。

それは、誰に対しても感謝しなければならないと言う事ではありません。

例えば、過去に自分を傷つけた人。

親切にしてくれた事はあっても、その後何度も嫌な思いをさせられた相手。

そういった人にまで、無理に感謝し続ける必要はないと思います。

「あのとき助けてくれたのだから、何をされても我慢しなければならない」

そんな風に考えてしまうと、感謝が自分を苦しめるものになってしまいます。

感謝する事と、相手の全てを受け入れる事は違います。

助けてもらった事には感謝しながらも、今の自分にとって必要な距離を取る。

それも、人間関係では大切な事だと思います。

また、誰かに親切にしたからといって、必ず感謝してもらえるとも限りません。

相手が感謝の言葉を口にしなかったからといって、こちらの優しさに意味がなかった訳ではないのです。

人それぞれ感謝の伝え方も違いますからね。

ただ自分が誰かに助けてもらった時には、その優しさを忘れずにいたい。

私は、そう思っています。

最後に、少しだけ

人は、辛かった時の事を忘れるからこそ、また前を向いて歩いていけるのかもしれません。

いつまでも苦しかった記憶を抱えたままでは、疲れてしまいますからね。

だから辛かった事を忘れるのは、決して悪い事ではないと思います。

でも、あのとき自分を支えてくれた人の事まで忘れてしまうのは、少し寂しいですよね。

苦しいときに差し伸べてもらった手。

何も言わず、そばにいてくれた人。

自分のために、時間を使ってくれた人。

今は元気になって毎日を楽しく過ごせているのなら、それはとても喜ばしい事です。

ただ、たまにはあの頃の自分を思い出してみてもいいのではないでしょうか。

そして、もし今感謝を伝えたい人が思い浮かんだのなら、

そういえば、あのときは本当にありがとう

そんな一言を伝えてみるのもいいかもしれませんね。

改まって言うのは少し照れくさいですけど笑

でも、言われた相手はきっと嬉しいと思います。

喉元過ぎれば熱さを忘れる

苦しかった事は少しずつ忘れてもいい。

でも、苦しかった時に受け取った優しさまで忘れない人でありたいですね。

そして、今度は自分が誰かの力になれる時が来るかもしれません。

その時には、かつて自分がしてもらったように、そっと手を差し伸べられたらいいですね。

今回も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

占い師 天音 海

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す