サイコパス……といったら、まず挙がるのが本シリーズの主役「ハンニバル・レクター」ではないでしょうか。
「人食いハンニバル」という通称も強烈ですが、何しろ高い知能と知識、そして異常なまでの残虐性を有している。
そして、「人を食いちぎる」その瞬間ですら冷静沈着、まったく心拍数が上がらない……という、まさにサイコパスの代表格です。
1991年に映画化され、アカデミー賞5部門を受賞して話題になった本作。
当時の私は子どもで、年齢制限がある本作を見ることは叶わず……それでも、印象的なタイトルと、美少女の口元に蛾が止まっている、というポスターが強烈で、幼少の私の心に強く刻まれました。
長じて、満を持して映画を観たわけだけれども……まぁハンニバル・レクターの強烈なこと。
また、(今さらネタバレを気にすることもないだろう…)脱獄の鮮やかさと、その際の残虐さといったら……!
ハンニバル・レクターの印象ばかりが残ってしまうわけですが、冷静になってみると、本作の本筋は連続殺人鬼「バッファロー・ビル」の捜査。
で「結局、バッファロー・ビルって何者だったんだっけ……?」と思い、原作を読んでみました。
映画のインパクトが強すぎて、原作を読んでいてもクラリスはジョディ・フォスター、ハンニバルはアンソニー・ホプキンスの顔でしか想像できない(笑)。
クラリスが、どうハンニバルからヒントを引き出し、バッファロー・ビルを突き止めたか、じっくり読んでようやく理解できました。
ただ、あまりにもハンニバルが強烈すぎて、どうにもバッファロー・ビルが小者に見えてしまうのでした…(汗)。
映画はとにかく、アンソニー・ホプキンスの素晴らしい演技と、ホラー的な演出で、ハンニバルの魅力が倍増。
原作では、あそこまで異様ではなく、マウスピースもホッケーマスクなんですね。
ということで、イラストはホッケーマスクにしてみました。
ところで……
翻訳の問題なのか、原文の問題なのかわからないけども、ところどころどうにもよくわからないところが散見。
会話がつながってないように感じたり、何が起きているのかまったくイメージできなかったり……。
海外の、しかも今となっては古い作品だから仕方ないのかしら……?
そこが少々、残念だったけども、気になるので他のシリーズも読んでみたい、と思いました。