5年前の自分が、今の自分を救った|1,200万円失っても、家計の防波堤が守ってくれた話

5年前の自分が、今の自分を救った|1,200万円失っても、家計の防波堤が守ってくれた話

記事
マネー・副業

はじめに

はじめまして。
家計とライフプランの相談をしている、保険や投資商品を売らない独立系FPのFPゆりです☺️

実は私、不動産投資で1,200万円超の損失を経験したFPなんです。
だからこそ「売らない立場で、正直に話せるFP」でいたいと思っています。

これまでに家計のセミナーや相談会を60回以上、のべ700人以上の方のお金の相談に乗ってきました😊

今日は、その大きな失敗の話を…と思ったのですが、
お伝えしたいのは「失敗そのもの」ではありません。

1,200万円も失ったのに、それでも我が家の家計は崩れなかった——その理由のほうです。

・お金のこと、なんとなく「自分は大丈夫」と思っている
・もし失敗しても、投資や副業で取り返せばいいと思っている
・でも正直、足元の家計はちょっと不安…

ひとつでも当てはまったら、この記事はあなたのための記事です🌱

▼ FP2級で倹約家の私が、1,200万円を失いました


最初に、正直に告白します。

FP2級の資格を持っていて、家計管理もきちんとしていた「倹約家」の私が、ワンルームマンション投資で1,200万円超を失いました。

これは2023年のこと。都内のワンルームを買って、2025年に手放すまでの約2年で、少しずつ膨らんでいった損失です。

「FPなのに?」って思いますよね💦
でも、これは事実なんです。

当時の私は、未就学児2人のワンオペ育児に、転職したばかりの仕事。
毎日もう手一杯で、「この人生、このままでいいのかな」という焦りも抱えていました。

そんなときに出会ったのが、ワンルームマンション投資でした。

「都内だから安心」
「赤字でも節税になる」
「団信があるから保険代わり」

今ならぜんぶ"毒キノコ"だとわかる言葉が、追い詰められていた当時の私には、ものすごく魅力的に聞こえたんです。

知識があっても、人は孤独と疲れで判断を間違えます。
「自分は大丈夫」と思っている人ほど、ここが一番こわいところなんですよね。

▼ それでも、家計は崩れなかった


これだけ大きな損失を出して、資産もガクッと減りました。

でも、不思議と我が家の家計は崩れませんでした。
どん底でも、失敗から目をそらさずに動き続けることができたんです。

その支えになっていたのが、「家計の防波堤」を作っていた過去の自分でした。

防波堤というのは私の言葉なんですが——
何かあっても家計が崩れないように、地味なことを地味に続けて作っておく"守りの土台"のことです。

派手な投資でも、一発逆転でもありません。
当たり前のことを、当たり前に続ける。それだけなんです。

ここから、我が家の防波堤を2つ、具体的にお話ししますね。


▼ 防波堤①:削るんじゃなく「手放す」家計


ひとつ目の防波堤は、"お金の使いどころ"を夫婦で決めておくことです。

やったことはシンプルで、「何にお金を使えば、自分たちは幸せか」をとことん話し合っただけ。

ここで大事にしているのが、削るんじゃなく「手放す」という感覚です💡

「削る」は苦しいんですよね。我慢している感じがして、続きません。
でも「手放す」は、自分で選んでいる感覚がある。
この違いが、続けられるかどうかを決めると思っています。

我が家ルールを、3つだけご紹介します。

・お金:収入が増えても、暮らしのレベルは上げない

ふるさと納税で頼むのは洗剤やトイレットペーパーなどの日用品一択。贅沢品は選びません。「足るを知る」を大切にしています。

・モノ:1つ買ったら、1つ手放す

車は軽自動車1台。子ども服はサイズアウトが早いので、フリマアプリで買って・使って・また売る。使わないものは、ためこまずに手放します。

・行動:用がないのに、お店に立ち寄らない

だって、行くと買っちゃうから、です(笑)。特売も「安いから」ではなく「必要だから」で選びます。

「ちょっとケチかな」と思う方もいるかもしれません。

でも私にとってこれは、我慢ではなく「選択」なんです。
価値を感じないものには使わない、という自分の選択。

そのかわり、使うところには全力で使います。
年1回の家族旅行は、何があっても欠かしません🌴
思い出や体験には、惜しまずお金を使う。

削っているのは、大切なことに全力を注ぐためなんですよね☺️



▼ 防波堤②:5年積み立てたNISAと、固定費の見直し


ふたつ目の防波堤は、もっと地味です。

ひとつは、5年前からコツコツ続けていたNISA。
家計管理で浮いたお金を、毎月少しずつ積み立てていただけ。
それが気づいたら、まとまった資産になっていました。

実は私、住宅ローンを完済するために、この老後用に積み立てていたNISAを取り崩す決断をしました。

(これは毎月赤字を垂れ流す負債を止めるための、私個人の緊急判断です。「NISAは取り崩していい」という一般論ではないので、そこだけ誤解しないでくださいね🙏)

過去の自分がコツコツ積み立ててくれていたから、いざというときに動かせるお金があった。
これが、本当に大きかったんです。

そしてもうひとつが、固定費の見直し。

我が家は数年前に、月6万円の貯蓄型保険を解約しました。
月6万円、年間にすると72万円です。

ほかにも通信費や、なんとなく払っていた支出を見直して、毎月出ていくお金を先に軽くしておきました。

固定費は一度見直すと、効果がずーっと続きます。
この軽くしておいた家計が、損失のあとの命綱になりました。


▼「使ってない口座に数百万円」眠っていませんか?


ここで、ひとつ質問させてください。

——あなたと家族の口座や借入、今すぐ全部、言えますか?

実はこれ、我が家に本当にあった話なんですが、去年、口座を整理していたら、夫の使っていない口座から240万円が出てきました😳

「えっ、あったの!?」ってなりますよね(笑)。
知らなかっただけで、ずっとそこにあったんです。

ぱっと全部の口座を言える人って、意外と少ないんです。
そしてそこに、忘れられた"隠れたお金"が眠っていることがあります。

防波堤づくりの第一歩は、自分のお金の現在地を「見える化」することから始まります。


▼ 回復は「稼ぐ」より「塞ぐ」から


大きな損失を出すと、つい焦るんですよね。
「失った分を、儲かる投資や副業で取り返さなきゃ!」って。

でも、その焦りこそが、次の"毒キノコ"を呼んでしまうんです。

私がまずやったのは、稼ぐことではなく、お金が漏れていく"バケツの穴"を塞ぐことでした。

穴を塞いでから、入ってきたお金を1円も漏らさず資産に変えていく。
地味な積み重ねが、いちばん強い防御で、いちばん確実な立て直しでした。

そうやって少しずつ立て直して、今、我が家の総資産は3,000万円を超えるところまで戻ってきました。

でも、数字よりも伝えたいことがあります。

崩れなかったのも、立て直せたのも、どん底でも動ける土台を、先に作ってあったからなんです。

夫と振り返って、しみじみ気づいたことがあります。

——5年前の自分が、今の自分を救ってくれた。

家計管理を続けていた自分。NISAを積み立てていた自分。固定費を見直していた自分。
あのときの地味な積み重ねが、まるごと今の私たちを守ってくれていました。

過去の行動は、未来の自分へのプレゼントなんですよね🌱


▼ おわりに


ここまで読んでくださって、ありがとうございます☺️

大きな失敗をしても、人生は止まりません。
そして、防波堤は今日からでも作りはじめられます。

完璧じゃなくて大丈夫。
まずは小さなひとつから、で十分です。

【今日からできる一歩】

保険・通信費・サブスク・ローン……なんでもいいので、「ちょっと気になる固定費」か「使ってないかもしれない口座」を、1つだけ書き出してみてください。

解約や手続きは、あとからでいいんです。
書き出すだけで、お金の現在地が見えはじめます。
その小さなひとつが、5年後のあなたと家族を守る防波堤になります🌷

この記事が「私のことかも」と思ったら、コメントで教えてもらえたら嬉しいです😊
あなたの「我が家の防波堤ルール」も、ぜひ聞かせてくださいね。


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