こんにちは、HIROです。
感謝祭(サンクスギビング)が終わると、アメリカでは“あるスイッチ”が入ります。──そう、ブラックフライデーのバーゲンハントです。
毎年お祭りのように騒がれますが、2025年のブラックフライデーは、例年以上に「特別な意味」を持っています。理由はシンプルで、今年の小売業はかなり苦しい年だったから。
今日はデータを使いながら、✔ ブラックフライデー2025は好調なのか?✔ アメリカの消費者はまだ強いのか?✔ 投資家は何を読み取るべきか?
このあたりをわかりやすくまとめていきます。
◆ブラックフライデーは“小売業が年間で黒字に転じる日”
ブラックフライデー(Black Friday)の語源をご存じですか?「小売業者がここでやっと“黒字(Black)”になるから」という説が有名です。
つまり、ブラックフライデー=小売にとって生命線のイベントです。
2025年の予測では、アメリカ人はブラックフライデーで…
👉 前年比+8%の117億ドルを消費する見込み
これは市場が強いサインに見えますよね。でも、実際には「良いニュース」と「気になるサイン」が混じっています。
◆感謝祭の支出は過去最高。まずは“良いニュース”から。
まず、ポジティブな話。
感謝祭当日の買い物に使われた金額は…
👉 64億ドル(前年比+5%)で過去最高
経済が悪い年でも、アメリカ人はイベント消費には強い傾向があります。特に今年は、
ディスカウントストア
ティーン向けブランド(アパレル)
が強かったという報告が出ています。
「値引きした瞬間に一気に買われる」という、まさに不況下の典型パターン。
◆一方で“気になるサイン”もある:消費者は強くない
しかし、すべてが順風満帆というわけではありません。
ブラックフライデーの初動データでは、
ディスカウント関連は強い
それ以外のサブセクター(専門店・高級品など)は客足が減少
という“二極化”が明確です。
さらに深刻なのがこちら。
👉 11月の米国消費者信頼感指数が7ヶ月ぶりに大幅低下
つまり、
お金は使っている
でも未来への自信は弱い
無駄遣いは避ける
必要なものだけ買う
という“防御的な消費”に変わっているのです。
これは2026年に向けて、投資家にとって大事な警告サイン。
◆では、ブラックフライデー2025は好調なのか?
結論はこうです。
**✔ 売上は伸びている(数字は強い)
✔ ただし、消費者心理は弱っている(質は弱い)**
数字だけを見ると「アメリカの消費は絶好調じゃん」と思えますが、中身を見ると、かなりギリギリの支出が多い。
値引き商品に集中
高価格帯は不調
支出は増えているが“自信のなさ”が背景
この3つをセットで理解する必要があります。
◆投資家としてどう見るべきか?
今回のデータから見えるのは、
“消費は底堅いが、先行きは楽観できない”
という状態。
✔ ディスカウント系(Walmart・Target)✔ ティーン服(Abercrombie, American Eagle)✔ 日用品・生活必需品
は引き続き強く、一方で
✔ 高級ブランド✔ 専門店✔ 趣味性の高いセクター
は2026年に向けて苦しくなる可能性があります。
◆まとめ:ブラックフライデーは“数字の強さ”に騙されがち
2025年のブラックフライデーは、売上だけ見れば好調です。しかし、その裏側では、
消費者の自信の低迷
値引き品への依存
サブセクターの二極化
が進んでいます。
アメリカ経済はまだ粘り強いですが、「数字の強さだけに騙されない」ことが、2026年相場で生き残るカギになりそうです。