― ダイエットのその前に向き合いたい、本当のこと ―
「また甘いものを食べてしまいました…」
初回セッションで、そうつぶやいた彼女は、少しうつむいていました。
何度も挑戦しては、何度も挫折して、
そのたびに自分を責めてきたといいます。
でも、私はその瞬間、こう感じました。
変わりたい気持ちは、ちゃんとある。
でも心のどこかで、「今の自分がいなくなるのが怖い」のかもしれない。
変わることは、何かを失うようで怖い。
これは、ダイエットに限らず、よくある感情です。
人は「変わりたい」と願いながらも、
「今の自分」もちゃんと守ってきたことを、
心のどこかで知っています。
私がセッションで投げかける問いは、こんなふうなものです。
ダイエットの前に、私が問いかける3つのこと
「変わったら、失うと思っているものはありますか?」
「変わらないことで、守っているものはなんですか?」
「今の自分に、どんな意味を与えていますか?」
この問いを投げかけると、多くの方がハッとします。
たとえば、
「食べることで、自分を慰めていた」
「太っていることで、人との距離を保っていた」
「“本気になったら変われるはず”という余白を守っていた」
…そんな無意識の理由に気づくことがあるんです。
行動を変える前に、「気持ち」を整える
よく「どうしたら痩せますか?」と聞かれます。
でも、私がまず一緒にやるのは、
「なぜ痩せたいのか」を掘り下げることです。
✔ 本当に自分のため?
✔ 誰かの期待に応えようとしていない?
✔ 「綺麗になっても幸せじゃないかも」と怖がっていない?
この部分をすっ飛ばして食事制限や運動を始めても、
多くの場合、元に戻ってしまいます。
「ちゃんと向き合えた人」は、ちゃんと変われる
あるクライアントさんは、最初はずっと自分を責めていました。
でも、問いを重ねていくうちに、
「私、本当はちゃんと自分を大切にしたかったんです」と気づきました。
そのときから、行動も自然に変わっていきました。
たった2週間で体重が2kg減っただけでなく、
「鏡を見るのが怖くなくなった」
「人と会うのが楽しみになった」
という“心の変化”が起きていたんです。
最後に:変わることは、自分を否定することじゃない
「変わりたいけど、怖い」
その気持ちがあるなら、大丈夫。
怖さを抱えたままでも、ちゃんと一歩は踏み出せます。
あなたの“変わりたい”は、
きっと“自分をもっと大切にしたい”という気持ちの表れです。
私はその声に、耳を傾けるお手伝いをしています。
一人で頑張らなくて大丈夫です。
少しずつ、自分に優しくなっていきましょう。