伝えられなかった片思い 2話

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とある駅にその人がいた。
その瞬間に一目ぼれをしたんだと思う。
だから私から声をかけた。

この繋がりをその日で終わらせたくなかった。
だから、連絡先も頑張って聞いた。

一目ぼれだったけどその人は
凄くイケメンというわけでもなかった。
身長も私よりは高いけど男性的には低めだった。

でもなんだろう。
その雰囲気に一目ぼれしたんだと思う。

メールのやり取りも嬉しかった。

年上で大人っぽくて優しくて
高校卒業したばかりの私には素敵に見えた。

中学生の頃は大学生ってちょっと怖いイメージだった。
でもその時はとても素敵な男性に見えた。

その人の歌声も笑った顔も好きだった。
寒いときには上着を貸してくれたり
ちょっと苦くて温かい缶コーヒーをくれたところも。

単純に男性慣れしてなかったからかもしれない。
中学時代いじめられて、男性不信になったからかもしれない。

「ここにこんなに私に優しくしてくれる人がいるんだ。」

近くのバス停まで送ってくれたことも
帰りには手を握ってくれたことも
私にとっては全部が初めてだった。

また会いたい。歌声を聞きたい。
そのために路上ライブがあるときは通っていた。

本当に大好きだと思ったから。
それがしばらく続くんだって勝手に思っていた。

彼から重大なことを聞くまでは・・・・。

3話へ続く
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