先日は3番人気が4.0倍以下の「三つ巴戦」の興味を数字で調べてみたのですが、今回は逆に
「1番人気ながら、オッズが3.5倍以上の馬は頼りになるのか?」
を、単純に昨日までの3年間で集計してみました。
結論から言えば、
「やっぱり頼りない」(関西弁で言えば『頼んない』)
定額回収を考えて投資する(単適回値;例:10000円回収するために、単勝2.0倍なら5000円、20倍なら500円かける)場合には、正直全体と変わらないのですが、何せ勝率・連対率・複勝率がガクンと下がってしまう。
まず、1番人気全体の結果(下の欄)を見ると、勝率-連対率-複勝率/単勝回収率-複勝回収率-単適回値は
32.7%-51.0%-63.7%/79%-83%-79.4%
この傾向は、おおよそ芝とダートで同じ。単勝1倍台、それも前半の場合の格入着率のえげつないことよ。
ところが、オレンジ色の「指 3.5」で始まる領域=単勝3.5倍以上の1番人気の場合は、同じく
19.8%-35.1%-46.6%/77%-78%-77.9%
まあ、オッズも高くなりますが、いずれの入着率も2/3程度になっている感じです。
じゃあ頼りない1番人気は買えないのか?少し無理矢理感はありますが、面白いデータが見つかりましたのでお知らせしておきます。前走からの出走間隔です。
なんと、
・連闘で出てきた馬:入着率はあまり変わらないものの、単勝回収率132%、単適回値が136.1%と普通の一番人気より高い。
・半年以上開いた馬、今回初出走:こちらも単勝回収率、単適回値が100%を超えている。
以前は降級があったのでその影響かもしれませんし、サンプル数がそもそも少ないとはいいながら、実力はあるのに「連闘だから」というだけで嫌われている馬や、休養充分でフレッシュになった馬には、注目する価値はありそうです。