【繊細さん】人の相談に乗りすぎて疲れてしまった私。優しさと自己犠牲は違うという話

【繊細さん】人の相談に乗りすぎて疲れてしまった私。優しさと自己犠牲は違うという話

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コラム
数年前、SNSで親しくしていた友人がいました。

その人は、自分ひとりで何かを決めることがとても苦手な人でした。

大きな悩みだけではなく、日常の小さなことまで何かあるたびに私に相談してきます。

「どうしたらいいと思う?」
「どちらを選んだらいいかな?」

そんな相談を受けるたびに、私はできるだけ真剣に考えて答えていました。

相手が困っているなら力になりたい。
少しでも良い方向に進んでほしい。
そんな気持ちがあったからです。

ところが付き合いが続くうちに、私はだんだん疲れてしまいました。

❇️何度アドバイスしても、何も変わらない

その友人には、私から見て精神的にも生活的にも、あまり良くないと思える状況がありました。

本人も困っている様子で相談してくるので、私はどうすれば少しでも状況が改善するのか一生懸命考えて伝えていました。

しかし、何度アドバイスをしても相手はほとんど行動を変えません。

相談してくる。
こちらが考えて答える。
けれど何も変わらない。

そして、しばらくするとまた同じような相談が来るのです。

最初はどうすれば伝わるのだろうと考えていました。

もっと分かりやすく説明したらいいのかもしれない。
別の角度から話せば今度こそ分かってくれるかもしれない。

そんなふうに考えていましたが、結局同じことの繰り返しでした。

そのうち、私は自分の言葉に自信が持てなくなってしまいました。

「もしかして、私が言っていることは余計なお世話なのではないか」

相手のためを思って伝えているつもりでも、本人が望んでいないのならただのおせっかいなのかもしれません。

そう思うと、何を言えばいいのか分からなくなってしまいました。

❇️頼られることと、責任を引き受けることは違う

今振り返ると、私は相手の悩みを自分の問題のように抱えすぎていたのだと思います。

相談されたら何とかしてあげたい。
困っているなら解決してあげたい。

そんな気持ちが強くなり、相手が自分で考えたり決めたりすることまで私が引き受けようとしていました。

でもどれだけ親身になって考えても、実際に行動するのは本人です。

こちらがどれほど良いと思う方法を伝えても、それを選ぶかどうかは相手の自由です。

人は、誰かに言われたからといって簡単に変われるものではありません。

だからこそ、相手が変わらないことまで自分の責任にする必要はなかったのです。

❇️「こんなに考えたのに」という気持ち

私は相手に何かを返してほしかったわけではありません。

お礼をしてほしいとか、同じだけ親切にしてほしいということでもありません。

ただ、自分が真剣に考えて伝えたことを少しでも受け止めてほしかったのだと思います。

何かひとつでも試してくれたら、状況が少しでも変わったら、それだけでうれしかったかもしれません。

けれど何も変わらない状態が続くと、どうしても虚しさが生まれます。

「あんなに考えたのに」
「何度も相談に乗ったのに」

そんな気持ちが出てきました。

これは、見返りを求めていたということなのかもしれません。

でも、人の役に立ちたいと思う気持ちの中に、自分の言葉を受け止めてほしいという期待があるのは、自然なことだと思います。

大切なのは、その期待に相手が応えてくれなかったとき、自分まで責めないことです。

❇️自分の心を守るために、距離を置いてもいい

最終的に、私はその友人と距離を置きました。

頼られているのに離れていいのだろうか。
もっと違う接し方があったのではないか。
そんなことを考えたこともあります。

けれどあのまま関係を続けていたら、私はますます疲れていたと思います。

人の相談に乗ることは悪いことではありません。

誰かの力になりたいという気持ちも大切にしていいものです。

ただし、相談に乗ることと相手の人生を背負うことは違います。

相手の悩みを聞くことはできても、代わりに決断することはできません。
意見を伝えることはできても、行動するかどうかは本人が決めることです。

そして、自分が疲れてしまったときには、少し距離を置いてもいいのです。

すぐに返事をしなくてもいい。
すべての相談に答えなくてもいい。
「それは自分で考えてみてね」と伝えてもいいのです。

それは冷たいことではありません。

自分の心を守るために必要な境界線です。

❇️優しさを、自分にも向けてあげる

繊細な人や優しい人は、相手の困っている様子に気づきやすく、つい自分のことを後回しにしてしまうことがあります。

でも、誰かを大切にすることと、自分を犠牲にすることは同じではありません。

相手が変わらなくても、自分の努力が足りなかったわけではありません。

自分のアドバイスが届かなかったからといって、優しさに価値がなかったわけでもありません。

もし人の相談に乗りすぎて疲れているなら、一度立ち止まって考えてみてください。

今の自分には、どこまでできるだろう。
本当は無理をしていないだろうか。
相手の問題を、自分の責任にしていないだろうか。

誰かのために頑張ることも素敵ですが、自分自身を大切にすることも忘れないでください。

あなたが誰かの相談に乗れない日があっても、あなたの優しさがなくなるわけではないのです。


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