中小企業経営のための情報発信ブログ12:雑談力は質問力

中小企業経営のための情報発信ブログ12:雑談力は質問力

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ビジネス・マーケティング
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。
今日は雑談力について書いていきます。
コロナ禍でリモートワークが広がるにつれ「雑談の機会」も激減しています。「雑談」と言えば無駄話のように聞こえますが、人間関係にとっては潤滑油の働きをし関係性が深まったり、そこからアイデアが生まれイノベーションのきっかけになったりすることもあります。決して「雑な」話ではなく、無駄なものではありません。雑談は、個人の幸福度やモチベーションに影響を与えるだけでなく、組織としての結束力や生産性にも大きくかかわっています。
雑談では、「天気や趣味といったネタで話をするのがいい」ということが言われることもありますが、「何を話そうか」を考えるよりも「何を問い、何を聞くか」に主眼を置いた方がスムーズに会話は流れるのです。誰もがつまらない話を延々聞かされるよりも、自分が主役になって話を聞いてもらいたいものです。「雑談力は質問力」なのです。
質問力」はコミュニケーションの真髄と言われますが、得てして過小評価されています。ハーバードビズネススクールのブルックス准教授によれば、質問力が過小評価される理由には次のようなものがあるとされています。
・人は自己中心的で自分の話をしたがる。
・他人の話に興味や関心がない。
・自分の知識に自信があり、もう答えは分かっていると思い込む。
・変な質問をして嫌がられないか、バカだと思われないかと考てしまう。
・ほとんどの人が質問することのメリットを理解していない。
質問力のメリットは、学びを深め関係性を深めることだけではありません。
・アイデアやイノベーションを創発する。
・パフォーマンスを上げる。
・チーム間の強化や信頼を挙げる。
・落とし穴や危険性を察知し、リスクを軽減する。
など多岐にわたっています。
質問することで、「共感力」が上がり、更に「いい質問」ができるようになるといった良いサイクルが生まれます。質問を多くする人の方が好感度が高く、相手のことを良く知ることができます。
質問するというのは、それほど難しいことではありません。
6W1H(What,Who,When,Where,Why,Whicht,How)の質問をしていけば、自分が無理やり話そうとしなくても自然と会話は弾みます。『どれ』『どちら』『どう』『どこ』『どうして』など、これらの質問は『ど』で始まるから、『ど』力を極めることで雑談力も上がると言われます。
質問をするといっても、いくつかの注意が必要です。
NG1=長々しい質問・・・質問という名で自分の意見の開陳は駄目。質問は一文で完結するのがいい。
NG=直球質問・・・話が一方的になり、相手に圧迫感を与える。球種を変えながら徐々に質問の球を投げ、キャッチボールをする。
ブルックス准教授は「4つの質問」を組み合わせることがコツだと言っています。
1.「元気ですか?」「ご出身は?」といった導入質問
2.聞かれた質問と同じ内容を聞く「聞き返し質問
3.相手が言ったことに関する「フォローアップ質問
4.トピックを変える「ギアチェンジ質問
この4つをうまく組み合わせていくとうまく話は流れますが、ハーバードの研究では、この中で特に円滑な会話の流れに効果的なのが「フォローアップ質問」だということです。例えば、「ご出身はどちらですか?」(導入質問)「○○です」「○○ですか?」(聞き返し質問)「○○でおすすめの郷土料理は何ですか?」(フォローアップ質問)です。フォローアップ質問で会話は更に流れていきます。
 「質問」→「聞く」→「質問」→「聞く」→「時々自分の話をする」
このサイクルを廻していけばいいのです。ポイントは「無理に何を話そうか」など一切考えることはないということです。質問を繰り返していけばいいだけです。
「質問ばかりされて嫌」という人は、逆に質問を返せば、立場は逆転します。
まだまだコロナ禍で出口が見えない不安な状況ですが、テレワークの合間のちょっとした何気ない雑談が「心の癒し」になることもあります。上司やリーダーの方は、Zoom会議や部下からの電話連絡の際に、用件だけで終わらせず、ちょっとした雑談時間を設けるのがよいと思います。
コロナ禍でテレワークが導入され、雑談をする機会も減りました。雑談は相手との距離を縮める効果があります。オンライン会議の前に数分でいいので雑談時間を設けることで、仕事と関係のない話題で盛り上がり「心理的安全性」が確保され、会議での会話も弾み、リモートワークでの孤立化も解消できます。意図的に雑談時間を設ける企業も増えてきています。
雑談をはじめコミュニケーションというのは相手があってこそ成り立つものです。会話を続けるのも、盛り上げるのも相手の力を借りなければなりません。
「雑談はお互いが心地よくなるための手段で、大切なのは会話の内容ではなく『一緒に』という姿勢」です。「会話が続かない」「何を話していいのかわからない」などと悩む人は、会話自体のハードルを自分で高くしてしまっています。雑談力は、相手に楽しんでもらおうというサービス精神でいいのです。構える必要はないのです。相手に楽しんでもらおうとすれば自分も楽しまなくてはなりません。どんな話題でもいいのです。要は、お互いの理解や親密度を高めるものです。
先ほど「雑談は質問力」と書きましたが、雑談も相手の持っている情報を引き出し、相手を理解し、受け入れ、共感することです。
コミュニケーションは質問から始まります。質問をして相手の話を聞き、さらに掘り下げて質問する、時々自分の話をする、それでいいのです。
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