「とりあえず行ってみようぜ!」
「おいおい、崖の先だぞ!?」
「犬も止めろよ!」
「荷物それだけ!?」
「しかも袋に『志』って書いてあるだけ!?」
…というツッコミを全部無視して歩き出すのが、このカードの劉備です。
若き日の劉備には、お金がありません。
兵力もありません。
コネもありません。
家柄も、実は思ったほど役に立ちません。
でも、「天下を平和にしたい!」という、
とんでもなく大きな夢だけは持っています。
犬も「よく分からんけど、ついていくワン!という感じで、のんきについてきています。
後に関羽や張飛、孔明、趙雲たちが集まることを考えると、
「意外とこの人について行くと面白そう。」
という謎のカリスマがあったのでしょう。
このカードの劉備、実は何も持っていません。
お金も、兵も、領地もなく、あるのは「志」と書かれた荷物だけ。
それでも笑顔で崖っぷちを歩いています。
・徐州追放
・曹操に追われる
・長坂坡
・荊州問題
でもなんとかなった。
足元の犬は、これから出会う関羽や張飛、
そして多くの仲間たちの象徴かもしれません。
そして、このカードの最大の見どころは、
劉備が足元ではなく遠くを見ていること。
普通なら「危ない!」と思う場面ですが、
本人はもっと大きな未来を見ています。
「漢王朝の復興!」
「天下泰平!」
まだ何者でもない青年が、志だけを胸に一歩を踏み出す。
それこそが、この「愚者」のカードに込められた本当の意味なのです
「志さえあれば、あとは旅の途中で何とかなる!」
新しいことを始めるのに、
「失敗したらどうしよう。」「準備が足りない。」
と思うことはあります。
でも、この劉備を見てください。
荷物はほぼ空。
持ち物は「志」。
資金ゼロ。
仲間ゼロ。
なのに、「まあ、行ってみるか!」と笑顔で旅立っています。
結果として、関羽と張飛が仲間になり、孔明が軍師になり、
蜀という国まで作ってしまいました。