三国志タロット「13死・関羽」

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「死んだら、神になっていました。」

天界にて
劉備「雲長……また会えたな。」
関羽「兄者。桃園の誓い、死してなお忘れてはおりませぬ。」
曹操「関羽よ、久しいな。」
関羽「曹操殿。あなたもこちらに来られたか。」
曹操「ところで関羽よ。地上では、そなたを神様として慕っておるぞ。」
関羽「……神?」
劉備「うむ。忠義の象徴として、多くの民に祀られているらしい。」
曹操「私もなかなかの英雄だったはずだが、なぜ関羽ばかり人気なのだ。」
関羽「曹操殿、それは日頃の行いでは?」
劉備「雲長。お前の義は、死んでも終わらなかった。」
関羽「この身は滅びても、誓いは生き続けたのですな。」

このカードを一言でいうと「終わりは、新しい姿へ生まれ変わるための区切り」
死のカードは、怖いカードではありません。
何かが終わり、何かが新しく始まることを示すカードです。

普通のタロットの死は、
「終焉」
「手放し」
「区切り・再生」
を象徴します。
続いていた関係や状況に区切りがつく。
そして、新しい段階へ進んでいく。
終わりがあるから、再生があります。
手放すから、新しいものを受け取ることができます。

関羽は、劉備・張飛と桃園の誓いを結び、生涯にわたって義を貫いた人物です。
しかし、荊州をめぐる戦いの中で敗れ、ついに命を落とします。
ここだけを見れば、関羽の物語は悲劇です。
けれど、関羽は死によって消えたわけではありません。
その忠義は人々の心に残り、後の世で「関帝」として祀られる存在になりました。
関羽の死は、終点ではありません。
肉体を超えて、義が永遠のものへと変わる始まりだったのです。

このカードでは、関羽が傷つき、片膝をついています。
手には青龍偃月刀。
背後には、風に揺れる蜀の旗。
戦いに敗れた場面でありながら、関羽の姿には不思議な静けさがあります。
それは、倒れ敗れた者の姿ではありません。
最後まで義を手放さなかった者の姿です。
空から差し込む光は、死の先に残る希望を表しています。
血に染まった大地は、関羽の最期を示します。
しかし、周囲の光は、そこから新しい意味が生まれていくことを示しています。


「終わることで、新たに生まれるものがある。」
人生には、避けられない終わりがあります。
大切にしていたものが終わる。
今までの役割を手放す。
続くと思っていた道が閉ざされる。
けれど、終わりは必ずしも失敗ではありません。
終わったからこそ、意味が見えることがあります。
失ったからこそ、残るものがあります。
手放したからこそ、新しい自分に生まれ変われることがあります。
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