三国志タロット「9隠者・左慈」

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「左慈、乱世を眺める」

「ふむ。
 今日も天下を取るとか取らぬとか、
 俗人たちは忙しそうじゃ。
 曹操は天下を欲しがり、
 劉備は仁義を掲げ、
 孫権は国を守り、
 孔明は胃を痛めておる。
 みんな頑張っておるのう。
 天下を取るのも立派。
 友を守るのも立派。
 家族を養うのも立派。
 じゃが、たまには立ち止まって足元を見てみよ。
 案外、探しておる答えは、追いかけた先ではなく、
 立ち止まった足元に転がっておるものじゃ。」

このカードを一言でいうと
「急ぐな。一歩離れて見れば、真実は見えてくる。」
ただ、達観ばかりしていると俗世には戻れなくので注意。

普通のタロットの隠者は、
「知恵」
「探究」
「真実」
「内省」
「人生経験」
を象徴します。

一人で静かに歩き、
灯火を掲げながら、
人々に進むべき道を示します。
「答えを教えること」ではなく、
「答えを見つける手助けをすること。」
それが隠者の役目です。

左慈は後漢末期に現れた伝説の仙人。
酒を無限に出したり、
魚を呼び寄せたり、
曹操をからかったりと
数々の不思議な術を使ったと言われています。
権力者にも媚びず、
富にも名誉にも興味を示さない。
英雄たちが天下を争う中、
乱世の外側から
じっと世の中を見つめる存在でした。

左慈の持つ灯籠。
陰陽の紋が描かれ、周囲を優しく照らしています。
この灯は、迷う人を導く光です。
もう一つは杖。
仙人らしい龍頭の杖には、長い年月と知恵が宿っています。
背景には山々と滝。
そして空を舞う鶴。
俗世を離れ、自然と共に生きる世界が描かれています。

「答えは、見つけるものではなく、気づくものだったりする。」

人はみな、
答えを遠くに探しに行きます。
天下の果てまで旅をして、
山を越え、川を渡り、
ようやく気づくのです。
「あれ、最初からここにあった。」と。
だから、そんなに慌てなくても大丈夫。



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