「案外、その虎とも仲良くなれるかもしれねえぞ。」
劉備「張飛、虎が出た!」
関羽「落ち着いて対処するのだ。」
虎「ガオー!」
張飛「おお!でっかい猫じゃねえか!」
虎「ガオ?」
張飛「今日からお前、俺の弟分な!」
虎「……。」
劉備「手なずけた。」
関羽「いや、力ずくではある。」
張飛「よし、盃を持ってこよう。」
虎「ガオ。」
劉備「頼もしい義弟が、また一人増えたな!」
関羽「兄者、これ以上、義兄弟を増やすのはおやめくだされ。」
このカードを一言でいうと「強さとは、力でねじ伏せるのではなく、心で通わせること。」
強いやつを恐れるな。盃を交わせば、そいつも仲間だ!
普通のタロットの「力」は、
「勇気」
「忍耐」
「精神力」
「慈愛」
「自分自身を制御する力」
を象徴します。
ライオンを力任せに倒すのではなく、
優しさと信頼で心を通わせる姿が描かれることが多く、
「本当の強さとは、腕力よりも心の強さ。」
という内なる強さを表します。
張飛といえば、
長坂橋でたった一人、曹操軍の大軍勢を前にして
「我こそは張益徳なり!命の惜しくない者はかかって来い!」
と大喝一声。
その迫力だけで敵軍を足止めしたという逸話は有名です。
豪快で短気。
酒好きで喧嘩好き。
そんな印象が強い張飛ですが、
劉備や関羽への義理は誰よりも厚く、
仲間を守るためには命を懸ける武将でした。
猛虎のような力を持ちながら、
その力を守るために使った人物です。
虎を押さえ込む張飛の姿。
しかし、よく見ると張飛は恐れていません。
虎もまた、本気で襲いかかっているようには見えません。
「まあ落ち着け。」と虎に語りかけています。
背景には穏やかな山々。
明るい空。
そして力強く咲く花々。
荒々しい武将でありながら、どこか温かみのある雰囲気
三國志タロットらしい「力」を表現しています。
「強いってのは、怖くないことじゃねえ。怖くても、向き合うことだ。」
今、あなたが向き合っている困難は、
力任せに戦う相手ではないのかもしれません。
焦り。
怒り。
不安。
そうした心の虎を落ち着かせることができたとき、
本来の力が発揮されます。