大アルカナは人間にとって普遍的なテーマを表しているのに対し、小アルカナは日々起こる出来事に対する想いを表しています。
数字の7は、6の調和から一歩抜け出して次の段階へ進む数。
また4(安定)+3(発展)から、更なる高みを目指すことに伴う葛藤、といったイメージになります。
これに各スートが表すエレメントの性質を組み合わせてリーディングしていきます。
ワンドは木の棒、火のエレメント、木の棒はよく燃えます。
火のエレメントが象徴するのは熱意や情熱、男性性で能動的です。
緑の生い茂る岩山で棒を持った男が、下から棒を突き上げてくる者たちと戦っています。
6で調和し自分の地位を得たものが、今度はその地位を追われる立場になっています。
この場を守るのに必死で少し焦っていて…
といったとこから、混乱・戸惑い・現状維持に必死、といった感じになります。
カップは聖杯、水のエレメント、水を入れる器です。
水のエレメントが象徴するのは感情や直感力、女性性で受動的です。
シルエット姿の人物が雲の上にある宝石や城、人やドラゴンなど様々なモノが入った聖杯に見惚れています。
調和していた感情が飽和状態から過剰にあふれてしまってます。
自分は実体のない黒い影、思いは次々と色々なものが出てきてしまって…
といったとこから、欲望が止まらない・夢見すぎ・夢想に浸る、といった感じになります。
ソードは剣、風のエレメント、研ぎ澄まされた道具で空を切ります。
風のエレメントが象徴するのは知性や判断力、男性性で能動的です。
軍隊の駐屯地から5本の剣を盗み出す男がいます、全部は持っていかずあえて2本置いていってます。
調和した知性が向上し、知恵を操れるレベルに成長しました。
相手の裏をかいたり嘘をついたり策にはめたり、と狡猾さが出てきています。
他人を出し抜いて得た利益に彼はしてやったり顔で…
といったとこから、奇策をもって対応する・嘘でうまく切り抜ける、といった感じになります。
ペンタクルは金貨、地のエレメント、鉱石や金は地中に埋まっています。
地のエレメントが象徴するのは物質や価値、女性性で受動的です。
農夫が育てた農作物に実が実りましたが、彼はどこか曇った表情をしています。
調和したモノの成果が出ています、彼が思っていたものと違う結果が出たのでしょうか。
ただここで終わるわけではありません、次はもっと良い実がなるように努力します。
これまでの過程を振り返って反省したり、これからの未来を考えて計画を練ったり…
といったとこから、一定の成功・現状に満足してない・熟考する、といった感じになります。