大アルカナは人間にとって普遍的なテーマを表しているのに対し、小アルカナは日々起こる出来事に対する想いを表しています。
数字の6は、完全調和、コニュケーションを表します。
3+3と捉えると、3の発展やバランスがより強調されたもの。
また、2+2+2でもあるので、複数の他者が関わって生まれる関係性。(6のカードはどれも複数の人物が描かれています)
ハチの巣・雪の結晶・ダイヤモンド構造…自然界で最も調和のとれた美しい形が六角形です。
5の変化で起きた不均衡をまとめ調和に導く、いったイメージです。
これに各スートが表すエレメントの性質を組み合わせてリーディングしていきます。
ワンドは木の棒、火のエレメント、木の棒はよく燃えます。
火のエレメントが象徴するのは熱意や情熱、男性性で能動的です。
一人の男性が仲間を引き連れて勝利の月桂冠を掲げて行進しています。
5で争っていた情熱をひとつにまとめて勝利を得ました。
馬にのったリーダーらしき男はどこか誇らしげで…
といったとこから、チークワークで得た勝利・成功を誇らしく思う、といった感じになります。
カップは聖杯、水のエレメント、水を入れる器です。
水のエレメントが象徴するのは感情や直感力、女性性で受動的です。
古い庭園の中で、男の子が花が入ったカップを女の子に渡しています。
5で残ったカップに入っていたのは、忘れかけていた大切なモノ。
過去を振り返ることによって、何が自分にとって本当に大切なモノかを思い出します。
幼いころの将来の夢や、純粋だったあの頃に夢中だったモノは何…
といったとこから、懐かしさで心が満たされる・忘れていた夢を思い出す、といった感じになります。
ソードは剣、風のエレメント、研ぎ澄まされた道具で空を切ります。
風のエレメントが象徴するのは知性や判断力、男性性で能動的です。
親子が乗った渡し舟を、船頭が漕いで向こう岸に渡ろうとしています。
5で今の場所を追われた者は、新しい居場所を求めて旅立ちます。
船頭は、この者たちを安全に運ぶにはどうすればいいかを知っていて…
といったとこから、困難な状況から抜け出す・発想の転換をし解決する、といった感じになります。
ペンタクルは金貨、地のエレメント、鉱石や金は地中に埋まっています。
地のエレメントが象徴するのは物質や価値、女性性で受動的です。
裕福な男性が、天秤で量りながら物乞いに施しを与えています。
5で彷徨っていた2人は、力ある者に助けを乞うことができました。
ここには欲しがる者と与える者がいて、天秤で計るのは需要と供給のバランス。
この裕福な男は闇雲に配っているわけではありません、本当に必要な人に必要な量だけを分配する…
といったとこから、適正な分配、与える者と受け取る者の関係性、といった感じになります。