少々前のことですが、ある有名モデルが結婚相手に求める条件として「年収5000万円」と発言したことが話題になりました。
なるほどね。
まあ、いいんじゃないですか。
どんな条件を付けようがその人の勝手ですから。
ただ、彼女は自分自身に値段を付けたとも言えるんじゃないかな。
皮肉に考えれば、お金で買えるというか。
本人は自分にはそれだけの価値があると言いたいのでしょう。
しかし、それは今現在の彼女の容貌に対してでしょう。
とすると、年を取るに従って、価値は下がっていくことになります。
お金をかけていろいろ努力をしても駄目でしょうね。
内面にも価値があると言うかも知れませんが、このような発言をする人の内面は大体想像がつきます。
それに彼女は結婚相手の収入うんぬんを言っていますが、それは将来の夫のお金です。
厳密に言えば、彼女のお金ではありません。
上にも書いたように彼女の価値が下がり、夫が別のより美しい女性に心を移した時に困ったことになるでしょう。
日本ではあまり聞きませんが、アメリカなんかで流行っている婚前契約なんか、お金持ちが財産目当てで近寄ってきた女性から身を守るためのものです。
件の女性も、余計なお世話かも知れませんが、棄てられることがないとしても、できれば夫に頼らずに生きられるようにしたほうが良いでしょう。
もちろん、これは彼女に限ったことではありませんが。
では。
追記:念のために、婚前契約について簡単に説明しておきます。
婚前契約は、基本的には結婚前の自分の財産を守ることを目的にしています。
一般的に離婚の際には財産分与が発生し、2人の財産は均等に分けなければいけません。
しかし、結婚する人間(通常は夫)が資産家で結婚前から莫大な財産を所有している場合、財産分与で分割すると離婚の際に大変な金額を支払わなければならなくなる可能性があります(実際、アメリカではよく見られますね)。
これでは不公平すぎるとして、予め防止しようというのが婚前契約です。