毒親だったのか、私が悪かったのか。答えが出ないまま自分を責めていた

毒親だったのか、私が悪かったのか。答えが出ないまま自分を責めていた

記事
コラム
「あんたはただの居候なんだから、
黙って言うことを聞いてればいいのよ」

「弟がいれば、あんたはいらない」

何年経っても、
ふとした時にこの言葉を思い出します。

そしてそのたびに、

「でも、親にも事情があったのかもしれない」
「わたしにも悪いところがあったのかな」

そんなふうに、
また自分を責めていました。


UME子ママです。

今日は、

「親のことがつらかったのに、
なぜか自分の方を責めてしまう」

そんな気持ちについて書きます。


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中学生の頃、
うちは親の離婚があり、
弟もまだ小さくて、

親のイライラの矛先が
わたしに向くことが多くありました。

言葉だけではなく、
手が出ることもありました。

でも当時のわたしは、

「今は大変な時期だから仕方ない」

「親の言うことは絶対だから」

そう思っていました。

というより、

そう思わないと、
家の中で自分の気持ちを保てなかったのかもしれません。


本当は、

「好きだよ」なんて
特別な言葉が欲しかったわけじゃないんです。

学校から帰ったら、

「おかえり〜」
「今日どうだった?」

そんな、
どこの家にもありそうな普通の会話が欲しかった。

安心して帰れる家が欲しかったんです。

今日は機嫌が悪くないかな。

また怒られないかな。

何か言われないかな。

そんなことを考えずに、
玄関を開けたかった。


学生だったわたしは、

「もし親に捨てられたら、
どうやって生きていけばいいんだろう」

本気でそう思っていました。

施設があることも、
助けを求められる場所があることも知りませんでした。

だから、

嫌でも、
怖くても、

家にいるしかないと思っていました。


親を嫌いになりきれなかったのも、

親だからというだけじゃなくて、

生きていくために
親を必要としていたからなのかもしれません。


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ある日、
友達の家に遊びに行った時のことです。

その子が親に、

「えー、やだ」
「それ違うし」

と普通に言い返していました。

親も言い返していました。

でも、
うちとは全然違う空気でした。

怖くない。

怒らせたら何が起こるんだろう、
なんて怯えていない。

その時、

「親にそんなこと言っていいんだ」

と、本当に驚きました。

言い返してもいい。

自分の気持ちを言ってもいい。

それが普通にできる家もあるんだと、
初めて知りました。


でも、

それで急に

「うちはおかしかったんだ」

と思えたわけではありませんでした。

むしろ、

「わたしが悪い子だったからじゃない?」

「親だって大変だったんだから、
恨むわたしの方がひどいんじゃない?」

そんなふうに、
また自分を責めていました。


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親のことって、
すごく複雑なんですよね。

傷つけられた。

腹も立っている。

できれば距離を置きたい。

でも、

「親なんだから」

という気持ちも残っている。

嫌いと言い切れない。

かといって、
何もなかったことにもできない。

好きなのか嫌いなのか、
自分でも分からなくなることがあります。


親を憎みたいわけじゃないんです。

本当は、

普通に愛されたかった。

安心したかった。

「ここにいていいんだ」

そう思いたかった。

ただ、それだけだったのかもしれません。


だからこそ、

傷つけられても、
完全には嫌いになれない。

距離を置きたいのに、
どこかでまだ親を求めてしまう。

「いつか分かってくれるかもしれない」

そんな期待を、
捨てきれないこともあります。


その気持ちまで、
責めなくて大丈夫です。


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そして、

親と離れて暮らせるようになっても、

心だけは、
あの頃のまま残っていることがあります。

誰かに少し否定されただけで、

「やっぱりわたしが悪いんだ」

と思ってしまったり、

人の顔色を必要以上に気にしたり、

嫌われることが怖くて、
本音を言えなくなったり。

もう家を出ている。

もう大人になっている。

なのに、

あの頃の

「ここにいて大丈夫かな」

「見捨てられないかな」

という不安が、

別の形で残っていることもあります。


だから、

「もう親から離れてるのに、
まだこんなことで苦しんでる」

なんて思わなくて大丈夫です。

体はあの家を出ても、

心が安心できるまでには、
時間がかかることがあります。


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今のわたしは、

「つらかったものは、つらかった」

それでいいと思っています。

親にも事情があったのかもしれません。

親なりに必死だった部分も
あったのかもしれません。

でも、

だからといって、

あなたがつらかったことまで
なかったことにしなくていい。

その両方があっていいんですよね。


ただ、

これは今だから言えることです。

渦中にいる時は、
そんなに簡単に割り切れません。

「親なんだから許さなきゃ」

「もう大人なんだから気にしないようにしなきゃ」

「いつまでも引きずってても仕方ないよ」

そんな正論を言われても、

心がついていかないことがあります。


だから、

ここでは無理に答えを出さなくて大丈夫です。

親を好きでもいい。

嫌いでもいい。

距離を置きたくてもいい。

まだ迷っていてもいい。

「毒親」と呼んでいいのか
分からなくてもいい。


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親のことって、

誰かに話そうと思っても、

「こんなこと言ったら親不孝かな」

「大したことじゃないって思われるかな」

「わたしの方が悪いって言われたら嫌だな」

そんなことまで考えて、
話せなくなることがあります。


でも、

わたしには安心して話してもらって大丈夫です。

「でも、お母さんにも事情があったんじゃない?」

「もう昔のことなんだから」

「親なんだから許してあげたら?」

そんなふうに、
正論で片づけたりしません。


怒っていても、

悲しくても、

嫌いと言い切れなくても、

まだ親を求めてしまう自分がいても、

そのままで大丈夫です。


うまく説明できなくても大丈夫です。

話がまとまっていなくても大丈夫です。


もし今、

安心して帰れる場所がないような気持ちでいるなら、

わたしでよければ、

「おかえり〜」

って言いたいです。


「今日どうだった?」

「しんどかった?」

そんなふうに、

少し肩の力を抜いて
話してもらえる場所でありたいと思っています。


「親のことで、ちょっと聞いてほしい」

そんな一言からで大丈夫です。

言えなかったことも、

ずっと胸の中にしまってきたことも、

そのまま話してくださいね。


※もし今、
身の危険を感じていたり、
すぐに誰かの助けが必要な状態なら、

警察や公的な相談窓口など、
すぐに力になってくれる場所を頼ってくださいね。

あなたの身の安全が第一です。


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