【体験談】銀行員が家を買う②

ブログ第2弾です。

前回（銀行員が家を買う①）は多くの人が一度は考えるであろう「戸建てorマンション」の選択について、我が家の実例を紹介させていただきました。

今回は実際の「物件の探し方」について書きたいと思います。

皆さん物件の情報は不動産屋さんの窓に貼られているを見たり、チラシがポストに入っていたり、ＳＵＵＭＯなどの物件情報サイト（以下、サイト）で検索したり色々な経験があると思います。

これも結局は何がいいとかではありませんが、私が実際に家を買う上で感じたの以下の２点です。

①ＳＵＵＭＯなどのサイトの情報はほんの一部でしかない

私自身は過去賃貸物件を探したときと同様にサイトを利用して家探しを始めました。

その中で気になったのは、同じ物件がいくつも載っていたり、不動産（仲介）会社から送られてくる物件情報のうち載っていないものが多かったりしたことです。

これがなぜなのかというと、物件の販売活動は当然ながら完成前から開始します。仲介会社もまずは買ってくれそうな既に接点のあるお客さんに紹介をしていきます。サイトに掲載すると見てくれる人は増え、売れる可能性は高くなりますが、掲載にかかる費用が発生しますので、まずはそういった費用をかけずに販売活動をするのです。

それでも売れない場合、それぞれの仲介会社の判断でサイトへの掲載が始まりますので、同じ物件がいくつも載っていたりします。

つまり、サイトに載ることなく売れて物件が多く、世の中の販売物件のほんの一部しか載っていないということです。しかも色々な仲介会社が販売活動をしても売れなかったいわば売れ残り物件が多く混じっている可能性がありますので注意が必要です。

しかし、サイトの情報が悪いわけではありません。

始めに記載した通り、私自身は物件情報サイトを中心に物件探しをしていたので、実際に内覧にいくと間取りが残念だったり、近隣の住環境が良くなさそうであったり、なんとなく売れ残っている理由がわかる物件もありましたが、指値で買い付けを入れたくらい気に入った物件もありました。

サイトの情報で気になったものは是非たくさん見に行って（念のため、売れ残りになっているようなマイナスポイントがないかというアンテナも少し高くして）いただくといいかと思います。

ちなみにサイトに掲載されているくらいオープンな物件だと売主もどこの仲介会社に仲介してもらっても構わないと考えているものが多いです。その場合、仲介手数料（※）を割引や無料としている仲介会社から紹介してもらうとお得です（例：不動産流通システムなど）。サイトに掲載している仲介会社だと基本的に仲介手数料が取られますので、サイトはあくまで気になる物件を探すことや相場感を養うとことに活用するのがいいかもしれません。

（※）仲介手数料＝通常は物件価格の3%+6万円（+税）

　　　3,000万円の物件であれば（3,000万円*3%+6万円）*1.1=約104万円

②不動産仲介会社の情報はやっぱりすごい

不動産会社というとセールスがしつこそうといったイメージの方もいいのではないでしょうか。私もそう思って敬遠していましたし、たぶん実際そうなんだと思いますが、やはり持っている物件情報はすごいです。

仲介会社はいくつもの売主（通常は不動産売買を業とする不動産業者）と情報網を持っており、早い段階から物件情報を入手します。そういった物件情報は仲介会社と接点がないと私たちは絶対に入手できませんし、記述の通り、そういった早い段階から販売活動をしても売れなかったものがのそうちサイトに載ると考えると、やはり家探しにおいては仲介会社と接点は持つべきだと思います。

また、仲介会社によって情報網が違うので複数の仲介会社との接点があった方がより多くの物件情報を手に入れられるのでいいと思いますが、抵抗感がある方は大手1,2社でいいかもしれません。

私はサイト中心、仲介手数料がかからない仲介会社で紹介してもらえる物件を中心に物件探しをする一方、仲介会社の無料会員にはなっていましたのでメールで頻繁に色々な情報は見ていました。

そして結局はある日送られてきた1通のメールに掲載されていた物件が一目見て気に入り、その仲介会社さんに仲介手数料を払って購入しました。

「仲介手数料なんてもったいない」と思っていましたが、こういった価値ある（オープンになっていない）物件情報をもらったことへの対価かと思うと納得できました。（サイトの物件だったらやはり納得できなかったと思います）

このように物件の探し方には色々ありますので、是非それぞれをうまく活用してみてください。結局は情報の多い人が勝つのです！！

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回は実際私が見に行った物件の例を交えて「物件を見る際のポイント」について投稿予定です。