「先輩は、今月残業何時間でした?」10歳下の一言で、言葉に詰まった  Mr啓 Mr啓 2026年10月10日 08:27

「先輩は、今月残業何時間でした?」10歳下の一言で、言葉に詰まった Mr啓 Mr啓 2026年10月10日 08:27

記事
ビジネス・マーケティング
結論から言います。

答えは、まだ出ていません。それでも最近、はっきり気づいたことがあります。

製造の現場に来て、もうすぐ5年になります。検品や仕上げの作業をしながら、少人数のチームで技術指導も担当しています。先月の終わり、同じチームの10歳下の後輩が、何気なく聞いてきました。

「先輩、今月残業何時間でした?」

休憩中の、ただの雑談のつもりだったと思います。私も特に考えずに、自分の数字を答えました。

でも、答えながら頭の中では、別のことが動いていました。後輩の数字と、自分の数字を、勝手に比べていたんです。

■ 「若さ」って、こういうことか
後輩の数字のほうが、私の2倍多かったんです。悪いことではありません。むしろ、それだけ動ける体力と時間があるということです。

「まだ若いと、長く働けるんだな・・・」
「自分もそういう時があったのかな・・・」

そう思った瞬間、何年も前から分かっていたつもりのことが、急に違う重みで腹に落ちました。会社が若い人を欲しがる理由です。

若手の人手不足のニュースは毎日見ていて、知識としては分かっています。なにより、現状、50代転職活動真っ最中の私自身が実体験しているので、状況も理解できています。でも、自分の残業時間と、10歳下の数字を並べて比べたあの瞬間、初めて「ああ、これか」と思ったんです。体力があって、長く現場に立てる。それ自体が、会社にとっての価値なんだと。

■ 寂しさと、まだまだという気持ちが、同時に来た
その後、何日か、同じことを考えていました。

これから先、現場の主役は後輩のような若い人たちになっていくんだろう。自分は、その後ろで彼らを支える側に回っていくのかもしれない。そう思うと、正直、寂しさのようなものがありました。

でも同時に、「まだ、このまま黙って引っ込んでたまるか」という気持ちも、嘘じゃなく湧いてきました。体力では敵わなくなってきても、27年間 現場で見聞きしてきたものがある。まだ渡せないものがある。

寂しさと、負けられないという気持ち。どちらかに決めようとしましたが、できませんでした。両方とも、自分の本音でした。

■ それでも、今日もまた目の前にやるべき仕事はある
答えが出ないまま、時間が過ぎました。

ただ、一つだけ分かってきたことがあります。この寂しさにも、負けん気にも、答えを急いで出す必要はないのではないかということです。

今の自分にできるのは、目の前の仕事を、周りに迷惑をかけずにやり切ることです。体力で若い人と張り合うことでも、無理に主役であり続けることでもなく、今日やるべきことを、今日の自分のやり方で終わらせる。それだけです。

格好いい結論ではありません。
でも、今の自分には、これが精一杯の答えなのかもしれないと。

よかったら過去のブログ記事も読んでいただき、50代の揺れ動く気持ちを
共感してもらえたら嬉しいです。


もし、同世代で後輩と働いている方がいたら、聞いてみたいことがあります。後輩や若いスタッフと自分を比べて、何かを感じた瞬間はありますか。寂しさでも、悔しさでも、意外な安心感でも構いません。コメントで聞かせてもらえると嬉しいです。
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