多くの人にとって一番の健康法は、
「その人に合った場所にいる」
ことに尽きると思う。
私はこれまで引っ越しの多い人生で、
色々な場所に棲んできたから、
このことが身に染みてわかる。
「誰と一緒にいるか」はもちろん重要だが、
大事な人と一緒にいてもなお、
住む場所は、健康・精神面に大きく影響を及ぼす。
地元にいて落ち着く人もいれば、
反対に地元はシガラミだらけで、
住んでいると精神的に鬱屈して健康を損ねる人もいる。
単に、都会か田舎か、という選択肢だけでなく、
もっと小さな単位‥この町が合うかどうか、
この会社に入ってどんなライフスタイルを過ごすか、
がとても大事だ。
地元が合う人、中でもずっとそこで暮らせる場合は、
もうそれだけで大半は得をしていると思う。
余計な引っ越しをせず、
気の合う人間関係、親族と助け合って暮らせたら、
あとはもう他に何もいらないのではないか。
私の場合、
地元が合わない側だったのと、
移動が多かったので、
新しい場所に来るたびに、道を覚えたり、
新たなルールに馴染むまで、開拓の連続だった。
どの場所もそれぞれの良さがあったが、
「やっぱり、ここ」という場所を見つけ出せたことが、
一番の収穫だった。
新しい街に来て、
(ここでの人間関係は、私が一から作るんだ。
嫌な人と繋がるのも、良い人を大事にするのも、
みんな私の責任なんだ)
と感じられたことを今でも覚えている。
つまり、自由を得たのだった。
自由を得ると、人は強気になり、
トラブルにも負けずにいられる。
この「強気でいる」ことが、メンタルの健康だと思う。
理不尽さに対して何も出来ず、
対抗できない状態がずっと続いているのなら、
一度、立ち止まってみてはどうだろうか。
もう2度と棲みたくない、
戻りたくない。
この、「2度とこんな目に遭いたくない」という拒絶こそが、
人を大きく前進させて、結局は幸福の近道になる。
人付き合いでも同じことが言える。
「もう2度と」‥これが意識の中で発動できるかどうか、
が運命の分岐点と言える。
これまでずっと耐えてきた方は、
一度、ご自身が身を置いている場所を考えてみませんか。
そして、「2度と」があなたの中に芽生えたなら、
もう夜は明けています。
我慢すること、頑張り過ぎることを、
一度辞めてみませんか。