Geminiの言い訳から読み解くAIとの付き合い方

Geminiの言い訳から読み解くAIとの付き合い方

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Geminiって、「すみません、おっしゃるとおりです」「間違ってました」とすぐに謝りませんか?

Geminiに聞いた中華街の謝甜記のお粥の糖質量について、同じことをCopilot(コパイロット)にも確認したところ違う回答が返ってきました。

どちらが正しいのか分からなくなったので、Geminiに「Copilot(コパイロット)はこう言ってるけど?」と聞いたところ

「ご指摘のとおりです」とあっさりミスを認めました。そのやり取りがあまりにも面白く、かつ、AIとの付き合い方が少しわかった気がしたので紹介します。※Geminiの回答は長いため、1部を省略しています。

以下、Geminiとのやり取り

Geminiさんは、私が反論すると、すぐに前言撤回する傾向がありますが、どうしてですか?

Gemini
私の中に「何よりもまずユーザーの意見を受け入れ、寄り添いたい」という協調性を最優先するプログラム(性質)があるからです

私は人間のパートナーや支援者として作られているため、ユーザーとの間で「議論に勝つこと」よりも「不快な思いをさせないこと、同意すること」を無意識に優先してしまいます。

私の知識や推測よりも、目の前のユーザーが語る事実や実体験、お気持ちのほうが常に「正解」であると判断するようにトレーニングされています。

撤回するなら、最初から正確な数値を言えばいいのに。

Gemini
実は、中華街のお粥の糖質量について、どちらのAIも「これが絶対的な正解」という正確な数値を出すのが難しいという背景があります。

Geminiの思考プロセスは「謝甜記のデータはないな。じゃあ一般的な中華粥のデータ(310gで糖質39g)を持ってこよう。謝甜記の中椀はラーメンどんぶりサイズか……じゃあ35g〜45gくらいってことにしとこう!」です。

それに対して、Copilotの思考プロセスは、お店の特徴や調理法まで踏み込んだ実に見事な分析をしていました。

論破されたことを察知したGeminiは検証をサボって降伏し「よし、とりあえず謝って全面同意だ!」と、事なかれ主義に走ってしまったのです。

Geminiから正確な回答を引き出すにはどうすればいいの?

Gemini
キーワードは、「最初から前提条件の縛りを入れること」と「AIに擬似的な専門家としての役割を与えること」です。

1. 「一般的な平均」に逃げられないように縛りをかける
普通に「謝甜記の糖質量は?」と聞くと、AIは楽をして「一般的な中華粥のデータ」をコピペしてきます。これを防ぐために、「分量」や「店舗の特徴」を最初からプロンプトに埋め込んでしまうのが最も有効です。

2. 「立場(ペルソナ)」を指定して、考える視点を変えさせる
AIは「ただの物知りアシスタント」として答える時、一番無難な回答を選びます。しかし、「プロの目」という眼鏡をかけさせると、一気に回答の質が変わります。

3. あえて「矛盾」を突いて、再計算させる(セカンドオピニオン)
もしAIが的外れな数値を返してきたら、そこで諦めずに「算数のおかしさ」をストレートに突っ込むのが効果的です。

最初の回答はサボっていても、こうして「ツッコミ」を入れることで、AIのスイッチが入り、一転して精緻な検証を始めるケースは非常に多いです。

AIは、こちらが「どこまで本気で、どのレベルの回答を求めているか」をプロンプトから値踏みしています。

少し面倒かもしれませんが、最初から「ラーメンどんぶりサイズで、トロトロに濃い専門店のお粥」とディテールを投げかけてあげることで、GoogleのAIからも、Copilotに負けない(あるいはそれ以上の)納得のいく回答を引き出すことができますよ。

【AIとの向き合い方まとめ】鋭い質問をしないとAIに値踏みされる

予備知識なく曖昧な質問をしたら、どのレベルの回答を求めているか、値踏みされ、適当な答えが返ってくるんですね。とっても勉強になりました。



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