「家庭の運営という概念 その12」

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 今回は夫婦の関係について少し気になることを書いてみたいと思います。
 夫婦も結婚生活を5年、10年と過ぎるに従って、よく「空気みたいな感じですね」とか謙遜も込めてでしょうが良く発言する方々をお見受けします。私たち夫婦も結婚31年を過ぎましたが、確かに子供の出来、慣れてきたころはそんな感じもわかるような気がしました。ただ実際には小さい子供が2人もいますと仕事も一番の働き盛りの頃ですから、そんなことを思っているヒマも無いというのが実情でした。
 でもそのころ確かにお互いの男と女の愛情というのは、どうしても中だるみというか、慣れというか、今どきでは問題になるセックスレスのような感じが出てくるのもその頃かと思います。この頃にそういう男と女の関係を夫婦でどう折り合いをつけていくかは、結構大事なところだと思います。斯くいう私も完璧にその頃を乗り切ったというような代物ではもちろんなく、反省をし直したということもありました。
 皆さんも家庭を運営するうえでの基礎となる夫婦の関係ですのでゆめゆめ疎かにすることなく、真剣に考えてしっかりと実行していっていただきたいと思います。つまりはセックスレスではイカンということです。私の敬愛する谷沢永一さんは「セックスは人間の本姓の一つだから軽く見てはいけない。セックスレスなどというのは破綻した男女関係の現代的言い方でしかない。」とおっしゃっています。そして、セックスは処理ではなく男女がお互いを思いやる大切な心遣いであり、「人間は自分を丸ごと共感してくれる人を得て初めて幸福になるようにできている」と喝破されております。
 工夫に工夫を考え、お互いを思いやることで出来る限りその行為を継続的に行うことが重要です。斯くいう私も50歳になるまでは妻との関係を維持し、今でも休みの朝はベッドで妻を抱きしめるという習慣を持っています。
 家庭の最も基本である夫婦の関係です。皆さんの一層の奮闘努力をお祈りしております。

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