パートナーの突然の転職や、予期せぬ無職期間……。
「これからの生活、一体どうなっちゃうの?」と、目の前が真っ暗になってしまうような大きな不安に襲われていませんか。
あらかじめ描いていた未来のスケジュールや、コツコツ貯めていた貯金の計画がガラガラと崩れていく音が聞こえるようで、夜も眠れないほど胸がキュッと締め付けられているかもしれませんね。
「これからどうやってやりくりしていけばいいんだろう」というお金への現実的な焦り。
それと同時に、「なんで相談してくれなかったの?」「これからどうするつもりなの?」と、パートナーに対するモヤモヤした感情や怒り、落胆が押し寄せてくるのも当然のことです。
こんなに心がグラグラ揺れてしまうのは、あなたがこれまでご家族や二人の未来を誰よりも真剣に考え、大切に守ろうとしてきた証拠なんですよ。
まずは、一人でその重すぎる不安を背負い込んできたご自身の心を、どうぞいっぱいたたえてあげてくださいね。
僕のところにも、こういったパートナーの突然の環境変化や、世帯収入の激減によって「将来の設計が完全に狂ってしまった」と悩む方々が、たくさんご相談に来られます。
人間関係や仕事、そして人生の選択に関する悩みを聞いていていつも感じることがあります。
それは、人間関係や夫婦の危機というのは、決してお金の問題そのものだけではなく、「予期せぬ変化による心の揺れ」から生まれるということです。
人間は、思い描いていた未来の予定(コントロールできると思っていたもの)が突然失われたとき、想像以上のストレスと恐怖を感じる生き物なんです。
だからこそ、いまあなたが感じているパニックやショックは、人として当たり前の反応ですし、決してあなたが弱いからではありません。
ここで少しだけ、立ち止まって考えてみてほしいことがあります。
いまの計画が崩れてしまったことは、確かにとてもショックで辛い出来事です。
けれど、それは「人生そのものが失敗した」ということとは、まったく別のお話なんですよね。
これまでのプランは一度リセットになってしまいましたが、それは「新しいプランを作り直すタイミングが来た」ということでもあります。
人生には時々、予定通りの舗装道路から脱線して、未舗装の砂利道を歩かざるを得ない時期がやってきます。
でもね、その砂利道はずっと続くわけではありません。
いまはただ、トンネルの中にいて先が見えないように感じているかもしれませんが、焦って無理に元の計画に戻そうと固執しなくても大丈夫ですよ。
パートナーの方も、もしかしたら口には出せない焦りや挫折感、申し訳なさを抱えて、心の中で必死に戦っている最中かもしれません。
お互いに心の余裕がなくなっている時期に、「どうしてこうなったの!」と過去を責め合ってしまうと、夫婦の絆まですり減ってしまいます。
まずは、一気に解決しようとせず、今日一日を穏やかに過ごすことだけを目標にしてみてください。
「今日、美味しいお茶を飲めたから良しとしよう」
「今日も一歩、前に進めたから大丈夫」
そんな風に、小さな「できたこと」に目を向けて、心を休ませてあげることが最優先です。
生活設計は、心が落ち着いてからゆっくり修正していけばいいんですからね。
僕は、どんなに深い闇の中にいるように思えても、夜が明けないことはないと心から信じています。
あなたは一人ではありませんよ。
焦らず、無理せず、あなたのペースで一歩ずつ進んでいきましょうね。