「楽しかったはずなのに…」帰り道の夜風にふと襲われる、あの虚しさの正体について

「楽しかったはずなのに…」帰り道の夜風にふと襲われる、あの虚しさの正体について

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コラム
人と会って、笑って、たくさん話して「あぁ楽しかったな」って思っているはずなのに。

帰り道、一人になった瞬間に胸の奥がスーッと冷たくなっていくような感覚を覚えたことはありませんか?

「なんだか、すごく疲れたな」

「今日の私、相手に愛想を振りまいていただけで、本当の自分はどこにもいなかったんじゃないかな」

そんな風に自分の心がポッカリと空洞になったみたいで、一人で夜風に当たりながら理由のない虚しさに包まれてしまう。

実は、僕のところに来てくださるご相談者さまの中にも、こうした気持ちを抱えている方が本当にたくさんいらっしゃいます。

だからまず、あなたにお伝えしたいのは「そんな風に感じてしまう自分を、どうか責めないでほしい」ということです。

誰かと一緒にいるときに一生懸命笑顔を作ったり、相手の話を心地よく聞こうと頷いたり、その場の空気を壊さないように先回りして気を遣ったりすること。

それって、決して「偽りの自分」で嘘をついていたわけではないんですよね。

あなたはただ、その場にいる相手のことを大切にしたかっただけなんです。

相手に楽しんでほしいなとか、嫌な思いをさせたくないなという、あなたの優しさと配慮があったからこそ、一生懸命に自分のエネルギーを注いでいたんです。

だけど、自分の「相手を思いやる気持ち」にエネルギーを使いすぎてしまうと、自分の本当の気持ちや感情をそっと置き去りにしてしまうことがあります。

相手の笑顔を引き出すことに夢中になるあまり、自分の心が置き去りになってしまう。

だから一人になった帰り道、ふと我に返ったときに、置き去りにされた心が寂しがって泣いているのかもしれません。

「私はここにいたよ」「私の気持ちも見てほしかったな」って。

あの虚しさは、心がすり減ってしまったあなたからの「少し休もうよ」という大切なサインなのだと心理カウンセラーとして捉えています。

愛想を振りまいていたと感じるかもしれないけれど、それはあなたが心を尽くした証拠です。

だからこそ、帰り道に虚しくなったときは、どうかその疲れをそのまま認めてあげてください。

「今日は本当によくがんばって気を遣ったなぁ」「私、すごく優しい対応ができたなぁ」って、自分を一番に労ってあげてほしいのです。

無理に本当の自分を出そうと気負う必要はありません。

相手を気遣う素敵なあなたも、一人になって小さくなっている繊細なあなたも、どちらも大切なあなた自身なんですから。

今日はお気に入りの温かい飲み物を飲んで、心と体をゆっくりと休めてあげてくださいね。

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