心理カウンセラーの「うさぴょん」です。
テレビドラマや映画を観ていて、登場人物が怪我をしたり、痛い思いをしたりするシーンが流れたとき、思わず「あ痛っ!」と自分の体まで痛くなったような感覚になったことはありませんか?
刃物が指に当たってしまうシーンを見て自分の指が震えたり、転倒するシーンで自分の膝がジーンと痛んだり。
周りの人に「今のシーン、自分まで痛くなっちゃった」と話しても、「考えすぎだよ」「大げさだなあ」なんて笑われて、切ない思いをしたこともあるかもしれませんね。
でも、安心してください。それは決してあなたが大げさなのでも、弱虫なのでもありません。
あなたが「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」という、とても繊細で豊かな感受性を持っているからこそ起こる、自然な反応なんです。
HSPの方は、脳にある「ミラーニューロン」という細胞の働きが、他の人よりも活発だと言われています。
ミラーニューロンは、他人の行動や感情を鏡のように自分に映し出す役割を持っています。
つまり、画面の向こう側の痛みを、あなたの脳が「自分のこと」として一生懸命に受け取ってしまっているのです。
それだけ、あなたの共感力は人一倍強くて、深いということ。
相手の痛みを自分の痛みとして感じられるあなたは、誰よりも人の痛みに敏感で、寄り添うことができる、とても優しい心の持ち主なんです。
けれど、その優しさゆえに、自分自身が疲れてしまうことも多いですよね。
現代のエンターテインメントは刺激が強く、リアリティを追求するあまり、繊細な方にとっては「刺激が強すぎる」こともよくあります。
もし、観ていて「あ、これ以上は辛いな」と感じたら、すぐに画面から目をそらしたり、音を消したりして自分を守ってあげてください。
「最後まで観なきゃ」なんて思わなくて大丈夫です。自分の心と体を守ることが、何よりも優先されるべきことですから。
僕はこれまで、多くのHSPの女性たちの悩みや、誰にも言えない不倫の苦しみなどに耳を傾けてきました。
皆さんに共通しているのは、自分を後回しにして、誰かのために心を擦り減らしてしまうほどの優しさです。
その優しさを、どうか少しだけ、自分自身にも向けてあげてほしいなと思います。
「痛かったね」「びっくりしたね」と、自分自身に優しく声をかけてあげてください。
あなたが感じているその痛みは、あなたが優しくて、温かい人間であるという何よりの証です。
自分を責めるのではなく、その豊かな感性を「ギフト」として、大切に育んでいけたら素敵ですよね。
もし心が重たくなったときは、いつでもお話しを聞かせてください。
一人で抱え込まずに、ふっと肩の力を抜ける場所がここにありますから。