こんな方に向けた記事です。
・医療系の養成校で、国家試験や定期試験に向けた問題を自分で作っている
・プリントで配っているけれど、学生が解き直したかどうかまでは見られない
・学習アプリも考えたけれど、自分の授業の問題を入れるのが手間そう
僕は診療放射線技師として病院で働いてきました。
国家試験を受けた側として、問題集は「解いた数」より「間違えた問題をどれだけ解き直したか」が大事だと考えています。
いま、超音波検査士の試験向けに、305問の一問一答ドリルを作って使っています。
その経験から、先生が作った問題を「学生が自分で解き直せる形」にするコツを3つ書きます。
コツ1:1問ごとに「分野」と「1行の解説」をつける
分野がついていると、学生は自分の苦手がわかります。
「解剖は8割取れているのに、生理が5割」のように見えると、次に何をやればいいかがはっきりします。
解説は1〜2行で十分です。教科書のページ番号だけでもかまいません。
解説がないと、答え合わせで「合ってた・違った」と確かめて終わってしまいます。
コツ2:「間違えた問題だけ」を出せる形にする
プリントの解き直しで手間なのは、間違えた問題を学生が自分で探し出すところです。
ここが面倒だと、解き直しは起きません。
解いた記録が残る形にしておけば、「前に間違えた問題だけ」を自動で出せます。
正解するまで何度でも出てくるので、学生は何もしなくても弱いところを回ることになります。
コツ3:インストールもログインもいらない形で配る
アプリを入れる、アカウントを作る、パスワードを決める。
手順が1つ増えるたびに、開かない学生が出ます。
URLを開くだけで解ける形にしておけば、配るのはアドレス1本です。
スマホの「ホーム画面に追加」をしておけば、アプリのように開けます。
問題の表は、この形で作っておくと使い回せる
ExcelでもGoogleスプレッドシートでも、列をこの順番にしておくのがおすすめです。
・分野
・問題
・選択肢1〜5
・正解(番号。2つ選ぶ問題なら「1,3」のように)
・解説
この形にしておけば、ドリルにするときだけでなく、ほかの学習アプリに取り込むときにも使えます。
(たとえば「暗記メーカー」は、表のファイルからの取り込みに対応しています)
気をつけたいこと:市販の問題集や過去問の写し
市販の問題集や参考書の問題を、そのまま写して配るのは著作権の面で問題になります。
先生がお作りになった問題か、使ってよいと確かめた問題で作ってください。
無料でやるなら、Googleフォームのテスト機能
Googleフォームには、答えると正解と解説が出る「テスト」の機能があります。無料で、学生はURLを開くだけです。
ただ、「前に間違えた問題だけを出す」ことはできないので、解き直しは学生まかせになります。
さいごに
僕はココナラで「養成校の先生の問題表を、スマホドリルにします」というサービスを出しています。
上の形の問題の表をいただいて、学生がURL1本で解けるドリル(10問だけ・間違えた問題だけ・分野別)にしてお渡しするものです。
とはいえ、まずは今ある問題に「分野」と「1行の解説」をつけるところからで十分です。
それだけで、同じ問題でも学生の解き直し方が変わります。