今日は朝から、少しだけ手が重い感じがしていました。
やることはあるし、動けないわけでもない。けれど、いつものようにすっと流れに乗れず、何をしても少しずつ引っかかる。そんな日でした。
メールを返そうとして、言葉がまとまらない。
台所に立っても、何を作るか決めきれない。
部屋を整えようとしても、途中で手が止まる。
そんな自分を見て、少し前の私は「こんな日こそ、ちゃんとしなければ」と思っていた気がします。
けれど最近は、うまく進まない日に無理に点数を上げようとしなくなりました。
今日は60点でいい。
返事がひとつできたらいい。
温かいものを食べられたらいい。
部屋の一角だけでも整えば、それで十分。
そう思って動くと、不思議と心の中のざわつきが少し静かになります。
流れには、満ちるときと引くときがあります。
いつも同じ熱量で進めるわけではありません。
気力が外へ向く日もあれば、内側へ戻る日のほうがふさわしいこともある。
それを知らずに、毎日100点を出そうとすると、心の巡りは少しずつ苦しくなっていきます。
東洋思想では、強く出ることだけが良いとは考えません。
陽が続けば、どこかで陰が必要になります。
動いたら休む。
張ったらゆるめる。
足りないものを足すだけではなく、多すぎるものを少し鎮めることも、整えるということです。
がんばれない日は、悪い日ではありません。
流れが「少し静かにして」と知らせている日なのだと思います。
無理に気分を上げなくてもいいし、立派にこなさなくてもいい。
今日は60点で終えると決めることが、明日の余白を守ることもあります。
もし今、思うように進めないことがあるなら、足りない自分を責めるより、今の自分に合う速さを見てあげてください。
満ちていない日には、満ちていないなりの整え方があります。
少し控えめなくらいの今日が、ちょうどいい巡りの日もあります。