日陰で咲く、わたしに光を

日陰で咲く、わたしに光を

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コラム
あの頃のわたしは、
人の機嫌を読むことが、
自分の呼吸のようになっていた。

誰かが怒っていないか。
誰かに不快な思いをさせていないか。

まるで日陰で咲く花のように、
ずっと気配を消して、
風が通り過ぎるのを待っていた。

でもあるとき気づいた。

日陰に咲く花は、
太陽に背を向けているわけじゃない。

そこに根を張っているだけ。

太陽を向ける人だけが強いんじゃない。

「そこにいる」だけで、尊いのだと。

ひまわりじゃなくても、
誰かの心に届く光になることが、あるのだと。
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