水曜の夜、22時。
友人から届いた一行に、返す言葉が見つかりませんでした。
『そろそろ、新しい人探してみたら?』
悪気がないのは分かっています。
一年も経てば、普通はそういうものなのでしょう。
それでも、誰かと会う気になれない。
紹介の話を断り、アプリを入れてはすぐに消す。
彼のことを毎日思い出しているわけでもありません。
ただ、心のどこかが動かないまま止まっている。
「私、いつまでこうしているんだろう」
「もう、こういう恋はできないのかもしれない」
そんな一年を過ごしておられた女性(Kさん・40代前半)のお話をさせてください。
「忘れられない」のとも、少し違う感覚
ご相談にお越しになったとき、Kさんは不思議そうにこうおっしゃいました。
「復縁したいわけでもないんです。連絡を取りたいとも思いません」
別れの原因は、彼の転勤でした。
遠距離になることを現実的に考えた結果、二人で話し合って決めた別れだったそうです。
喧嘩もなく、恨みもない。
だからこそ、区切りがつかないままになっておりました。
「終わった実感がないんです。宙に浮いたまま」
霊視でKさんを拝見しますと、Kさんの魂から一本の細い糸が伸び、遠くへ繋がったままになっておりました。
切れてはおらず、結ばれてもいない。
この状態が続くと、新しいご縁が入ってくる余地が生まれにくくなってまいります。
私は目を閉じ、白龍神様をこの身に降ろし、その糸の意味を霊視いたしました。
白龍神様が示された「別れに、言葉が足りなかった」
白龍神様がお示しになったのは、一冊の本でした。
最後の数ページが、白いまま残っております。
物語は終わっているのに、結びの言葉が書かれていない。
「この者の別れには、言葉が足りなかった」
白龍神様は、そのように告げられました。
納得ずくの別れに見えて、Kさんは伝えたいことを飲み込んでおられました。
本当は「行かないでほしい」と言いたかった。
本当は「ありがとう」と伝えたかった。
大人の判断を優先した結果、感情が置き去りになっていたのです。
そして白龍神様は、こうもお示しになりました。
その言葉は、彼に届ける必要はない。
ご自身の中で言い終えることで、糸は静かにほどける、と。
「Kさん、相手に送らなくて構いません。書いて、読み上げて、終わらせましょう」
私はそうお伝えし、区切りをつけるための具体的な方法と、新しいご縁が動きやすくなる時期の目安をお渡しいたしました。
送らない手紙を書いた夜から
Kさんは、便箋に手紙を書かれたそうです。
あの時言えなかったこと、感謝、そして少しの恨み言。
書き終えるのに、三日かかったとおっしゃいます。
最後に声に出して読み、封をしないまま処分されました。
「書いているあいだは泣きましたが、終わったあとは驚くほど静かでした」
変化が訪れたのは、それから二か月後のことです。
仕事で関わった取引先の方に、ふと「もう少し話していたい」と感じたそうです。
一年ぶりに、心が動いた瞬間でした。
『まだどうなるか分かりません。でも、動かなかった針が動いた気がします』
後日いただいたご報告には、そう綴られておりました。
前に進めないのは、気持ちが弱いからではありません
一年、二年と経っても心が動かないとき、多くの方はご自身を「いつまでも引きずっている人」と責めてしまわれます。
けれど霊視でまいりますと、止まっている理由は未練そのものではなく、「終わらせ方」が済んでいないことである場合が少なくありません。
言えなかった言葉が残っている限り、心は次の章へ進めません。
その言葉が何であるかを知り、ご自身の中で終わらせることで、新しいご縁の入る余地が生まれやすくなってまいります。
「なぜ前に進めないのか、その理由を知りたい」
「次のご縁が、いつ頃動き出すのかを確かめたい」
「私にとって縁のある相手が、どのような方かを知りたい」
友人の言葉に、うまく返せなかったあなたへ。
その宙ぶらりんの気持ちを、私に預けてみませんか。
龍神霊視によって止まっている理由と、これから開くご縁の流れを紐解いてまいります。
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