水曜の夜、22時40分。
夕食の片づけを終えて、ようやく腰を下ろしたソファの上で、真っ先に手が伸びるのはスマホです。
画面を開く前から、心臓が少しだけ速くなる。
けれど灯っているのは、通知のない静かな待受画面だけ。
昼間に送ったメッセージには「既読」がついています。
ついているのに、返事はまだありません。
「忙しいだけだと思いたい」
「でも、私にだけ返信が遅いのだとしたら」
トーク履歴をさかのぼると、いつも私の吹き出しが長くて、彼の吹き出しは短い。
その色の偏りを目で数えてしまう夜が、もう何度も続いていました。
好きだと伝えるほどの勇気はなく、かといって諦めることもできない。
そんな宙ぶらりんの場所で、ひとり立ち尽くしていた女性(Kさん・30代後半)のお話をさせてください。
「脈がないのなら、いっそはっきり言われたい」と自らを追い詰めていた日々
ご相談にお越しになったとき、Kさんの魂は、深く息を止めたまま固まっているような状態でした。
職場の勉強会で知り合った彼とは、半年ほどメッセージのやり取りが続いていたそうです。
ただ、二人きりで会ったことは一度もありません。
「私から誘ってもいいのでしょうか」
「それとも、これ以上は迷惑なのでしょうか」
Kさんは、返信の速さや文字数といった小さな手がかりを集めては、そのたびに一喜一憂しておられました。
「期待して、裏切られて、また期待する自分が情けないんです」
そう語るKさんの声は、ご自身を責める響きを帯びておられました。
不安と自己否定が積み重なると、おふたりを繋ぐ運気の通り道(龍脈)は細く狭まり、伝わるはずの想いまで届きにくくなってまいります。
私は静かに目を閉じ、我が家に代々伝わる白龍神様をこの身に降ろし、彼の魂が今どのような場所に立っているのかを霊視いたしました。
白龍神様が視せてくださった、彼が返信を短くしていた理由
視えてきたのは、Kさんが恐れていた「他に想い人がいる」姿でも、「まったく興味がない」姿でもありませんでした。
彼の魂のまわりには、仕事の責任と、過去の恋で負った古い痛みが、重い荷物のように積まれておりました。
彼は、言葉を選びすぎてしまう方でした。
長い文章を返そうとして書いては消し、結局「了解です」「ありがとう」といった短い一文だけを送っていたのです。
素っ気なさに見えていたものの正体は、無関心ではなく、慎重さでした。
そしてもう一つ、白龍神様が指し示されたことがあります。
彼のほうにも「誘いたい」という想いは芽生えているものの、断られた時の気まずさを恐れて、その芽を自分でそっと押さえ込んでいたのです。
お互いが相手の出方を待ち、お互いが同じ壁を作っている。
それが、半年という時間が動かなかった本当の理由でした。
「Kさん、脈がないのではありません。まだ、二人の間の通り道が細いだけでございます」
私はそうお伝えし、彼の心が開きやすくなる時期の目安と、重たく響かない関わり方の言葉選びを、具体的にお渡しいたしました。
「今週末、時間ありますか?」——はじめて彼から届いた一文
鑑定のあと、Kさんは「返信の回数で愛情を測るのをやめてみます」とおっしゃいました。
数えることをやめると、不思議なことに、待つ時間そのものが静かになってまいります。
Kさんはご自身の予定を楽しむ時間を増やし、彼へのメッセージも短く、軽やかなものへと変えていかれました。
自分の機嫌を自分で取り戻すこと。
それは、細くなった龍脈に再び流れを呼び込むための、もっとも確かな一歩です。
鑑定からおよそ3週間後の金曜日。
仕事帰りの電車の中で開いた画面に、いつもより一行だけ長い、彼からのメッセージが届いておりました。
『もしよかったら、今週末って時間ありますか。前に話してた店、行ってみたくて』
半年動かなかった関係が、たった一行で音を立てて動き始めた瞬間でした。
「先生に彼の内側を教えていただいてから、待つことが怖くなくなりました」
後日いただいたご報告には、そんな言葉が添えられておりました。
沈黙は拒絶とは限りません
返信が遅い、言葉が短い、誘われない。
そうした目に見える出来事だけを並べると、人はどうしても「私は選ばれていない」という結論を急いでしまいます。
けれど、その沈黙の裏側には、その方なりの事情や、言葉にできない恐れが横たわっていることが少なくありません。
相手の魂が今どこにいるのかを知り、こちらの波動を整えていくことで、止まって見えた縁が動き出しやすい状態へと近づいてまいります。
「彼にとって、私はどんな存在なのかを知りたい」
「私から動いてよいのか、待つべきなのかを見極めたい」
「この片想いに、進む道があるのかを確かめたい」
今夜も通知の来ない画面を見つめているあなたへ。
誰にも言えないその胸のざわめきを、私に預けてみませんか。
龍神霊視によって彼の本音と二人の縁の形を紐解き、あなたが安心して一歩を選べるところまでお導きいたします。
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