第2回:物理的な距離を超える!ABW時代に「組織のトータルパワー」を高める技術
はじめに
前回(第1回)の記事では、「テレワーク=在宅勤務」ではなく、業務内容に応じて場所を選ぶ「ABW(Activity Based Working)」こそが本質であるとお伝えしました。
しかし、ABWの導入にあたって経営層や管理職から必ず上がるのが、「社員がオフィス、自宅、サテライトなどバラバラな場所で働くと、チームの結束力が弱まるのではないか」という強い不安です。
結論から言えば、その心配は無用です。
なぜなら、従来の「同じ部屋に席を並べているだけの状態」は、必ずしも真のチームワークとは言えないからです。
今回は、物理的な距離を超えて「組織のトータルパワー」を最大化する戦略を解説します。
1. 旧来のオフィスワークが抱えていた「偽りの結束」
私たちは長年、「目の届く場所に部下がいる」ことで安心感を得ていました。しかし、そこには以下のような課題が隠れていました。
・無計画な中断による効率低下: 集中したい作業中に突発的な質問や雑談で話が中断され、個人の生産性が下がる。
・情報格差の発生: 「たまたまその場にいた人」の間だけで重要な話が決まり、不在のメンバーが蚊帳の外になる。
・「時間」による評価: 成果ではなく「長時間オフィスに座っていること」を評価してしまう。
ABWは、こうした「惰性によるつながり」を解体し、「目的を持った質の高いコミュニケーション」へとシフトさせる絶好の機会なのです。
2. 離れていても強固に結びつく「3つの戦略」
① コミュニケーションの「テキスト化・情報共有の徹底」
どこで働いていても情報格差が生まれないよう、業務の進捗や決定事項は口頭だけでなく、誰もがアクセスできる共有ツール(ドキュメント)にログを残す文化をつくります。
② オフィスの役割を「共創と集いの場」に再定義する
オフィスを「作業をする場所」から「集まって熱量を生み出す場所」に変えます。対面で集まる日は、ブレインストーミングやチームビルディング、プロジェクトのキックオフなど「会う目的」を明確にして出社します。
③ マネージャーは「監視役」から「伴走者(支援役)」へ
上司と部下の1on1(個別対話)の質を高めます。単なる進捗管理だけでなく、部下のコンディションや「これからどうなりたいか」という内省を促す対話を重ねることで、どこにいても揺るがない深い信頼関係が構築されます。
3. 「自律した個」が集まるからこそ、組織は強くなる
働く場所を選べる自律した環境で育った社員は、自分で考え、主体的に行動するようになります。
個々の社員が自宅、オフィス、あるいは地方のフィールドなど多様な場所で感性を磨き、そこで得た知見を持ち寄ってチームで共有する。これこそが、従来の単一的なオフィスワークでは生まれ得なかった「イノベーション」と「組織の強いトータルパワー」を生み出すのです。
まとめ
「自律」と「組織の結束」は決して対立するものではありません。むしろ、お互いを尊重し、信頼し合う「土台」があって初めて両立するものです。
「なぜ私たちは一緒に働くのか」という組織のパーパス(存在意義)を共有できていれば、社員が地球のどこに居ようとも、チームの結束が揺らぐことはありません。
最終回となる次回(第3回)は、このABWという新しい働き方を活用して、企業が「優秀な人材から選ばれ続けるためのキャリア支援戦略」についてお話しします。
<全3回 連載記事一覧>
*第1回:「在宅勤務」はテレワークのほんの一部に過ぎない〜ABW(活動基準型働き方)の本質〜
*第2回:物理的な距離を超える!ABW時代に「組織のトータルパワー」を高める技術(本記事)
*第3回:人材流出を防ぐ鍵は「縛ること」ではない〜選ばれ続ける企業になるための人的資本経営〜
最後まで読んでいただき誠に有難うございました。
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*企画制作編集:ワイ・キャリアサポーターズ
*この記事の文章作成には、Google社の生成AI Gemini を活用して作成しています。
*作成日:2026/07/23(木)
*最終更新日時:2026/07/23(木) 11:25
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