最初は合うのに、後半で音がずれるときの確認順

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別々のスマホやレコーダーで同じ演奏を録ると、最初を合わせたはずなのに、後半では音が二重に聞こえることがあります。そんなときは、先頭だけを何度も動かす前に、途中と終わりも比べてみてください。

まず、両方の素材に入っている同じ音を探します。手拍子やはっきりした発音など、対応する位置が分かる箇所を、先頭・途中・末尾で選びます。音声が片方にしかない場合や、同じフレーズが続いて位置を見分けられない場合は、この方法では判断できません。

ずれの量がほぼ一定なら、開始位置の調整でそろう可能性があります。後半ほどずれが広がるなら、開始位置に加えて、時間の進み方も確かめる必要があります。途中で急にずれる場合は、同じ割合で全体を伸び縮みさせても合わないことがあります。

今回は仕組みを確かめるため、12秒の合成音を作りました。片方に0.25秒の遅れと、時間が1.015倍になる変化を加えています。お客様の録音や演奏を使った実験ではありません。

処理前のずれは、最初の目印で約250ミリ秒、最後で約410ミリ秒でした。先頭を合わせるだけでは、最後に約160ミリ秒の差が残る計算です。開始位置と時間の倍率を補正して書き出したところ、6か所の目印のずれは最大約7.4ミリ秒になりました。

これは、区別しやすい合成音を使った短い実験の結果です。実際の演奏、録音の欠損、途中停止がある素材でも同じ結果になる、という意味ではありません。また、音声同士の一致を確認したもので、口元や楽器の動きと音が合っているかを検証したものではありません。

作業するときは元の素材を残し、確認用のコピーで試します。書き出した後も先頭だけで終わらせず、途中と末尾の同じ音をもう一度確かめます。

演奏動画の編集相談では、素材の本数、両方に同じ音が入っているか、どのあたりからずれが気になるかをお知らせください。素材を確認してから、対応できる範囲をご案内します。
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