LINE公式で配信しようとして文章を書いてみたものの、
「なんだか宣伝っぽい……」
「売り込みばかりに見えないかな?」
と気になって、送信できなくなったことはありませんか?
お店としては商品やサービスを知ってもらいたい。
でも、毎回「予約してください」「買ってください」では、送る側も少し気が引けてしまいます。
そこで今回は、売り込み感を抑えながら、お店のこともきちんと伝えるLINE配信文の作り方を紹介します。
1.いきなり商品から書かない
たとえば美容室で、梅雨の時期にトリートメントを案内するとします。
最初から、
「梅雨におすすめのトリートメントをご用意しています。ぜひご予約ください」
と書けば、内容は伝わります。
ただ、これでは最初から「商品の案内」です。
そこで、入口をお客様の悩みに変えてみます。
「雨の日、朝セットした髪が駅に着くころには広がってしまう。そんなことありませんか?」
そのあとに、
「湿気が多い時期は、髪の水分バランスが崩れやすくなります」
と役立つ情報を入れ、最後にお店でできる対策を紹介します。
伝えている商品は同じでも、
商品 → 購入してください
ではなく、
悩み → 情報 → 解決方法 → 商品
という順番にすると、文章の印象はかなり変わります。
2.「お知らせ」だけで終わらせない
「新メニューが始まりました」
これだけでもLINE配信はできます。
でも、もう一歩だけ加えてみます。
なぜそのメニューを始めたのか。
どんな人に向いているのか。
どんな場面で利用してほしいのか。
こうした情報が一つ加わるだけでも、単なる告知ではなくなります。
たとえば、
「一人でも気軽に食べられる、少し軽めのランチがほしいという声をいただき、新しいセットを作りました」
と書けば、
新メニューのお知らせ+お客様にとっての意味
になります。
3.「おすすめです」を具体的にする
便利なので、つい使ってしまう言葉があります。
「おすすめです」
「ぜひお試しください」
「この機会にどうぞ」
もちろん、使ってはいけない言葉ではありません。
ただ、それだけでは「なぜ自分に必要なのか」が伝わりません。
そこで、
「○○な方におすすめです」
まで具体的にします。
たとえば、
「朝のお手入れに時間をかけたくない方に」
「初めての方でも試しやすい内容です」
「平日の夕方に少し空きがあります」
などです。
誰に・どんなときに役立つのかが分かると、押しつけなくても商品やサービスを紹介できます。
4.毎回「買ってもらう」ことをゴールにしない
LINEを送ったら、すぐ予約や購入につなげたい。
そう考えるのは自然なことです。
でも、すべての配信で販売をゴールにすると、どうしても告知が多くなります。
ときには、
「知ってもらう」
「思い出してもらう」
「役立ててもらう」
だけの配信があってもいいと思います。
たとえば、
「最近こんな質問をよくいただきます」
から始めて、その答えだけを紹介する。
そこに商品案内がなくても、お客様との接点にはなります。
売らない配信があるから、必要なときの商品案内も送りやすくなる。
そんな考え方もできます。
5.一人のお客様に話すつもりで書く
「お客様各位」と考えると、文章はどうしても固くなりがちです。
そこで、
いつも来てくれる一人のお客様に話すなら、どう伝えるだろう?
と考えてみます。
店頭なら、
「最近暑くなってきましたね。実はこの時期、○○で困る方が多いんです」
と自然に話せても、文章になると急に広告のようになってしまうことがあります。
まずは普段話している言葉で書いてから、最後に文章を整える。
その方が、お店らしさを残しやすくなります。
売り込みを「なくす」のではなく、順番を変える
商品やサービスを紹介すること自体が悪いわけではありません。
お客様が知らなければ、必要なサービスにも気づいてもらえません。
大切なのは、売らないことではなく、売ることだけにしないこと。
迷ったときは、
お客様の悩み・興味
↓
役立つ情報
↓
お店でできること
↓
必要な人への案内
という順番で考えてみてください。
同じ商品を紹介する文章でも、ずっと自然に組み立てやすくなります。
「分かってはいるけど、文章を作る時間がない」方へ
配信の考え方が分かっても、
「毎回ここまで文章を考える時間がない」
という方もいると思います。
ミセコトでは、小さなお店・個人事業主の方向けに、売り込み感を抑えたLINE配信文を5通作成するサービスをご用意しています。
お店について伺ったうえで、
「何を送るか」から考え、コピペして使える形まで文章を作成します。
もちろん、まずはこの記事の型を使って、ご自身で1通作ってみるのもおすすめです。
次に商品を紹介したくなったとき、
「この商品を売るには?」ではなく、「どんなお客様の役に立つ?」
から考えてみてください。
文章の入口が、少し変わるはずです。