ブルーカラー賃上げ格差の裏側──見落とされる職種と語られない構造

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【ブルーカラー賃上げ格差】
“専門スキルを持つ現業職「ブルーワーカー」で賃上げの勢いに格差が出ている。2024年の所定内給与を20年と比較すると、タクシー運転手は4割増える一方で、板金従事者など減少する職種もあった。海外では能力次第で厚待遇を得られる現業職を見直す動きがあるが、スキル可視化が不十分な日本では盛り上がりに欠ける。”
左の方にブルーカラーの種類とそのそれぞれの賃上げによるプラスとマイナスのパーセンテージが書かれていて、確かに板金従事者が書かれています。
板金従事者はマイナス1%ですが、その下に電気工事従事者がマイナス2%と書いてあります。
これはおそらく意図的にこの記事の前文から外したのでしょう。
というのは、前に「ブルーカラービリオネア」という記事で電気工事従事者のことを取り上げたからだと思います。
しかし、あれはアメリカの話しであって日本とは状況が異なるということは認識する必要があると思います。
またこの記事で気になった部分があります。
“「もっと早く転職すればよかった」。三和交通(横浜市)で24年6月から働く堰代雷太さん(43)はこう語る。月収は多いと70万円になり、エアコン修理工事の作業員だった前職の1.5倍に増えた。三和交通では転職者は異業種からがほとんどで、「20~30代の応募も多い」(同社)の平均年齢は48歳で業界平均を8歳下回る。”
エアコン修理工事の作業員は左の表には書かれていないですが、おそらくブルーカラーだと思います。
だとすると、ブルーカラーからブルーカラーに転職している事例であり、出来ればホワイトカラーからブルーカラーに転職した事例で書いてほしかったです。
それか左の表のマイナスになっているブルーカラーからプラスになったブルーカラーの場合で、なぜそうなったのか?その理由がこの「ブルーカラー賃上げ格差」にあらわれているという内容で読みたかったところです。
ここはさらっとあえて書いているところに、この筆者の巧拙があるのでしょう。タイトルに「ブルーカラー」と書いているのに、前文には「ブルーワーカー」と書きかえています。
これはブルーカラーだと範囲が広がりますが、ブルーワーカーだとそのブルーカラーの職種で働く労働者に範囲がせばめられるからです。
とはいっても、タクシー運転手の4割給与増は凄いと思います。このままタクシー運転手もそうですが、他のブルーカラーの賃金も上がっていくのは良いことですし、そうなってほしいと思います。
タクシー運転手はライドシェアの参入でいろいろと話題に上がったとは思いますが、住み分けができたのではないでしょうか。
安心、信頼の構築は長年の蓄積です。どちらを選ぶかは消費者がわかっているでしょう。
ただ、気になるのは、中国との関係で航空業界や宿泊業界も含め、インバウンドの減りはタクシーにも影響は出ているはずです。
また、今後の自動運転の波にどう対抗していくのか、そこは注力してみていきたいですね。
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