僕自身が、他社の戦略をパクっても無駄だな、と思うのはクリティカル・コア⇨「一見、よくわからないけれども重要な要素」を手に入れられない場合、戦略全体があとから破綻するとわかっているからです。
徹底的な模倣はクリティカル・コアすらも手に入れることが前提です。クリティカル・コアが表にわかりやすく出てくることはあまりないです。
構成要素の分解をできない人が、大金で真似をして失敗する理由は、これです。別に驚くこともなく、昔の人が書いたような本にも書いてある例です。
そこで必要になるのは、「オーダーメイドの戦略を作る能力」とそれを徹底的に実行するメンタルです。有形物に関するクリティカル・コアは大抵、アイディアだと思われがちですが、違います。大体は、設備と運です。設備に関しては、保有することが無理なものも多いですが、運は違います。時計の針のようにいろんな運が巡っています。それが重なった時に勝負に出る準備ができるか、ということが重要です。
運が、豪速球で巡ってきた時に掴む。
これをやるのに必要なのは、実務能力。
競争しないやり方を選んだとしても、実務能力は必要です。