"全部同じ"で売りたかった私が、半受託を選んだ話(副業ツール開発記 #04)

"全部同じ"で売りたかった私が、半受託を選んだ話(副業ツール開発記 #04)

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マネー・副業
私はもともと、「売ったあとの調整仕事」が得意ではありません。


契約書のやりとりも、細かい要望への個別対応も、やっているうちにだんだん熱が切れてしまいます。


だから副業でツールを作るときも、できるだけ手離れの良い、買い切りで完結する商品が自分には合っていると思っていました。


3つ目に作った競合価格ウォッチャーも、最初は当然その路線で考えていました。
ソフト本体をそのまま渡して、あとはお客さんが使うだけ。
私の手からきれいに離れていく、いつもの「作って終わり」の形です。


ところが、いざ「どのサイトの価格を見張るのか」を具体的に考え始めたところで、その前提が崩れました


お客さんによって、見たいサイトも、そのページの作りも、欲しい項目も、まるで違います。
価格の置かれている場所ひとつ取っても、サイトごとに事情があります。
つまり、全員にまったく同じ中身を渡したところで、たぶん誰の役にも立ちません。


「これ、みんな同じものじゃ利用価値がないな」と気づいた瞬間に、
私の"完全パッケージで手離れよく売る"という当初のプランは成り立たなくなりました。


正直に言うと、そのとき最初に浮かんだ気持ちは「めんどくさいな」でした。お客さんごとに手を入れるということは、私が苦手にしている"売ったあとの調整"に、自分から近づいていくことになります。


ただ、不思議ともやもやはしませんでした。
調整をしなければ、そもそも商品としての価値が出ないのですから、やらない選択肢はありません。
むしろ「価値の出ないものを、手離れの良さだけを理由に売る」ほうが、私にとってはよほど筋の悪い話に思えました。
めんどくさい、でも納得はしている。そういう落ち着き方でした。


そこで決めたのが、半受託という売り方です。


ソフトの本体は、全員に共通のものを使い回します。
お客さんごとに変えるのは、「そのサイトのどこから価格を抜き出すか」を書いた設定ファイルの部分だけ。
全体を作り直すわけでもありませんし、一人ひとりに完全専用のソフトをゼロから組むわけでもありません。
手を入れる場所が、あらかじめ一箇所に決まっています。


この形にしたのは、両極端がどちらも私に合わなかったからです。
全部同じの完全パッケージは、楽だけれど価値が出ません。
かといって、一件ごとにフルオーダーで開発するのは、価値は高くても手離れが最悪で、私の熱がまず持ちません。


半受託は、そのちょうど真ん中にあります。
苦手な"調整"を、設定ファイルという決まった一箇所に閉じ込めることで、手離れの良さをできるだけ残したまま、必要な個別対応だけを引き受ける。
そういう妥協点でした。


もっとも、これはまだ「そこまで大変ではないはず」という、私の見立てにすぎません。


いじる場所が決まっているぶん、全体の改修になったり、完全な専用化に膨らんだりはしないだろう、と今は思っています。
だから重い作業にはならないはずだ、と。ただ、正直に書いておくと、実際にお客さんから調整の依頼が入った経験は、まだ一件もありません。
この見立てが本当に当たっているのか、それとも思っていたより手がかかるのかは、これから最初の一件で答え合わせをすることになります。


だから今の売り方は、いきなり買ってもらう形にはしていません。
まず「あなたの見たいサイトに対応できるかどうか」を先に確かめてから、という順番にしています。

全部同じでは売れないと分かった以上、あなたのサイトに合うかどうかは、お金を受け取る前に確かめておくのが誠実だと思ったからです。
手離れの良さが好きな私が、それでも"少しだけ手を伸ばす"ことにした、その線引きの話でした。


ツールの詳細と、対応可否の事前確認については、出品ページに書いています。 
競合価格ウォッチャー:https://coconala.com/services/4336891
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