1万回のコイン投げ

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「運」について、様々な人が様々なことを言っています。私の友人でも、「人間の一生で運の絶対量は決まってるから、良いことがあれば悪いことがある」とか、「ついてるヤツは一生ついてる。その逆もある」とか言ってる人がいます。そこでコイン投げを考えてみましょう。コインの裏と表の出る確率はともに50%。確率論だと「1万回投げれば、限りなく5000:5000に近づく」となります。でも実際投げるとそうはならない。5200:4800程度で表か裏のどちらかに偏るらしいです。この差が運の違いなんでしょうか。

なぜ実際のコイン投げがそうなるかというと「コインは調整しない。忖度しない」からだそうです。たまたま何回も連続で表が出ても、次に表が出る確率は50%のまま。「そろそろ裏を出してバランスとろうか」とはならないのです。つまり「長い人生の中で、運のよい人と悪い人はいる」というわけです。従って私たちは運に身をゆだねるしかない。そんなわけないですね。なんかジタバタします。そのジタバタには3つの方法があります。①自分を変える、②ゲームを変える、③嵐が過ぎるのをじっと待つ。

自分の何を変えるの? 性格をガッツで変えるのは難しいというか無理なので、能力をよい方向に変える。でも時間がかかるし、成功する保証もない。すると最も確実なのはインプットの量と質を変えること。わかりやすく言うと教養をつける。なりたい自分を目指して、日常から感度を高め、教養をインプットしていると、有益な情報を自然に察知できるようになるそうです。「たまたま本屋で今の課題にピッタリの本に出合った。ついてる!」。これは偶然ではなく、今までもあったんです。感度が上がったから察知できた(カラーバス効果)。この本がきっかけで、行動してみたらうまくいき、それが縁で有識者からよいアドバイスをもらい、最後は大成功!まるでわらしべ長者のように、正のスパイラルが回り始めるかも。これを「運が上昇した」と解釈することもできますね。

次にゲームを変える。これができればもっと簡単です。「飛び込み営業」というゲームが「ネット拡散」というゲームに変わったら大活躍!なんてね。環境・時代の変化が自分の運を押し上げてくれることもあるでしょう。

そして最後に、本当についてないときは、じっと耐えるというのもあり。いつまでも何もしないということではありません。ダメなときはダメと腹をくくり、次のきっかけをしっかり捉える。こんな言葉があります。「良いことも悪いことも長くは続かない」。戒めにも、元気づけにもなるよいメッセージだと思います。

さてコイン投げに戻りますが、結局52:48って、ざっくり言ったら五分五分じゃないですか。いいじゃん、それで。もしかしたら、そんな大らかな気持ちが運を呼び込むのかもしれません。まあ、いいか。大丈夫、大丈夫!

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