これからのコミュニケーション

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感染症が収まりつつあります。今後も油断はできませんが、課題は感染対策から徐々に経済復興に向かっています。世界的な経済再建を背景に、企業活動の明暗が分かれました。三井物産は国際経済の再開により好調で、最終利益予想を7200億(日本商社初)と発表しました。日本製鉄も事業環境改善で、最終利益予想を過去最高の5200億円と発表しています。一方、日本航空の業績予想は-1460億円の2期連続赤字。JR西日本の中間決算も2期連続の赤字です。事業環境の構造的な要因が大きいですが、今後は思い切った経営変革が求められます。

そんな中、ますますビジネスの効率化、技術は進化しそうです。最近注目されているのが、メタバース。フェイスブックも社名を「メタ」に変更しました。メタバースって何? 私も知りませんでした。オンラインに構築された3DCGの仮想空間に、アバターで参加する。SFっぽいですね。そんなTV番組もたまに目にしました。メタバースとは、メタ(超)とユニバース(宇宙)を組み合わせた造語。ゲーム「あつまれどうぶつの森」もメタバースの一つだそうです。そんな仮想空間(VR)技術がますます進化して、ビジネスで応用できるようになった。バーチャル会議で、参加者は身振り手振りなどを通じてアバターを操作でき、端末をペンのように使って図も描けるらしいです。すごいですね。

米マイクロソフト社は、ビジネスアプリ「チームズ」にアバターを使って交流できる新サービスを2022年前半に導入すると発表しました。離れた場所で働く社員間のつながりを支える狙いです。話す際にアバターの表情が変わるため、オンライン会議でも一緒に仕事をしている感覚が得られやすいそうです。メタバースの入口として注目されています。こういう技術は大歓迎。一方で、実際の表情から読み取れる情報は多いし、リアルの現場でコミュニケーションが鍛えられるのも事実。上手に補完しつつ、単なる代替ではなく、コミュニケーションの「機会」を増やすために有効活用したいものですね。

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