ココナラの広告管理を使い始めてから、しばらく数字を追い続けています。
現在の結果は、
表示数:3,812回
クリック数:131回
広告費:8,780円
広告経由の販売:0件
です。
数字だけを見ると、
「8,780円使って売上0円なら、広告を止めた方がいいのでは?」
と思うかもしれません。
実際、私も最初はそう考えていました。
ただ、広告をしばらく運用してサービスごとの数字を見ているうちに、
そもそも広告の使い方を間違えていたのでは?
と思うようになりました。
今回は、そこから考え方を変えて、サービス内容や広告のON/OFFを調整した話を書いてみます。
■01|最初は「既存サービスを広告に出せば売れる」と思っていた
広告を始めた当初は、
普段販売しているサービスを広告に出せば、そのまま購入につながる
くらいに考えていました。
例えば、
・HTML / CSSコーディング
・似顔絵
・キャラクターデザイン
・aiデータへの変換
・ホームページ制作
などです。
実際に広告を出してみると、表示もクリックもされます。
特にHTML・CSSコーディングは、
634表示
45クリック
クリック率7.1%
まで伸びました。
サムネイルも赤く目立つものに変更していたので、
一覧画面からサービスページへ誘導するところまでは機能している
ように感じます。
ところが、
45回クリックされても購入は0件。
他のサービスも同様で、クリックはされても購入にはなかなかつながりませんでした。
■02|広告を見る人は「初見の人」だと気づいた
ここで一つ考え方を変えました。
普段、自分のサービスを購入してくれる人の中には、
過去に依頼してくれた人や、以前から自分のサービスを知っている人もいます。
そういう方は、
「この人なら大丈夫」
という信用がある程度できています。
そのため、価格だけではなく、
「このサービスが欲しい」
という理由で購入してくれます。
一方、広告を見て初めてサービスページに来る人は違います。
こちらのことを知らない状態で、
いきなり、
10,000円
15,000円
50,000円
というサービスを購入することになります。
いくら実績が表示されていても、
初見の人にとっては購入ハードルが高いのではないか?
と思うようになりました。
■03|広告では「最低価格の商品」を入口にした方がいいのでは?
そこで考えたのが、
広告から来た人専用の「入口商品」を用意する
という方法です。
いきなり大きな仕事をお願いしてもらうのではなく、
まずは、
「この価格なら一度試してみてもいいかな」
と思える商品を用意する。
そこで一度仕事をして、
「頼んでよかった」
と思ってもらえれば、
次の依頼につながる可能性があります。
■04|初回では利益が出なくてもいいと考えることにした
ここも大きく考え方を変えました。
これまでは、
広告費を使う
↓
その広告経由で売れる
↓
広告費以上の利益が出る
という形を成功だと思っていました。
でも今は、
初回の購入では広告費と売上がプラマイゼロでもいい
と考えています。
目的を、
短期的な利益
から、
新規のお客さんとの接点を作ること
に変更したからです。
ココナラの場合、メールアドレスなどの「リスト」を直接取得するわけではありませんが、
一度取引してもらえれば、
・購入履歴が残る
・自分の存在を知ってもらえる
・お気に入りやフォローにつながる可能性がある
・次回も依頼してもらえる可能性がある
という関係を作ることができます。
つまり、
広告で最初の1件を獲得する
ことに価値があると考えるようになりました。
■05|「安売り」ではなく「作業範囲を小さくする」
ただし、
通常5,000円や10,000円でやっている仕事を、そのまま1,000円で提供するつもりはありません。
それでは単純に自分の作業時間まで赤字になってしまいます。
重要なのは、
価格だけを下げるのではなく、作業範囲を小さくすること。
例えば、
「Webサイトを作ります」
ではなく、
「Webサイトの1カ所だけ修正します」
にする。
「デザインを作ります」
ではなく、
「画像をaiデータに変換します」
にする。
このように、
小さな困りごとだけを解決するサービス
にすれば、低価格でも作業量を抑えることができます。
実際、現在もaiデータへの変換サービスは比較的よく売れています。
「一から何かを作ってもらう」より、
「この部分だけお願いしたい」
という需要はかなりあるように感じています。
■06|今回追加した「入口商品」
そこで、広告向けの入口商品をいくつか追加しました。
Webサイト修正
1カ所3,000円〜
文字変更、画像差し替え、CSS修正など、
「サイト全体を作り直すほどではないけど、ここだけ直したい」
という人向けです。
現在広告に出しているHTML・CSSコーディングは10,000円。
同じWeb系でも、
10,000円の商品と3,000円の商品で広告からの反応が変わるのか
を比較できます。
文字起こし
音声・動画30分まで1,500円
文字起こしをして、
ケバ取りまで行って納品するサービスです。
こちらも、
「一度試してみよう」
と思いやすい価格にしました。
文字起こしは一度依頼してもらえれば、
YouTube、Podcast、会議、インタビューなど、
繰り返し依頼が発生する可能性もあります。
似顔絵
1,000円
以前の似顔絵サービスは、
510表示
29クリック
クリック率5.7%
とクリック自体はかなりされました。
ところが購入は0件でした。
そこで、
「価格が初回購入のハードルになっているのでは?」
という仮説を試すために、1,000円の簡易サービスを追加しました。
写真コラージュ
こちらも1,000円から。
最初は簡単な内容を低価格で試してもらい、
気に入ってもらえれば、
よりこだわった内容や追加作業につなげることを狙っています。
■07|広告を止めたサービスもあります
一方で、
広告を出し続けても、
広告費ばかり使って購入につながらないサービス
については停止しました。
例えば、
キャラクターデザインや旧似顔絵などは、
ある程度表示・クリックのデータが集まったので、一度広告をOFFにしています。
広告はONにしているだけで必ず費用が発生するわけではありませんが、
クリックされるサービスについては、その分広告費も使われます。
そのため、
十分データが取れたサービスに、さらに広告費を使い続ける必要はない
と判断しました。
■08|これから見る数字も変える
今までは、
広告費8,780円
売上0円
という数字だけを見ていました。
これからは、それだけでは判断しません。
見るのは、
・広告から何人新規客を獲得できたか
・1人獲得するのに広告費がいくらかかったか
・その人がリピートしてくれたか
・最終的にその人がいくら購入してくれたか
です。
例えば、
広告費1,000円を使って、
1,500円の商品が1件売れたとします。
手数料などを考えると、その時点ではほとんど利益はありません。
でも、その人が翌月、
5,000円の商品を購入してくれたらどうでしょうか。
さらにその後、
10,000円の依頼をしてくれれば、
最初に使った広告費1,000円の意味は大きく変わります。
■09|広告を「売るため」から「知ってもらうため」に変えた
今のところ、
3,812表示
131クリック
広告費8,780円
広告経由売上0円
です。
短期的な広告効果だけを見れば、良い結果ではありません。
ただ、その過程で、
広告を見る人は初見客が多い
という当たり前のことに改めて気づきました。
だから、
今まで売れているサービスをそのまま広告に出すだけではなく、
初めての人でも試しやすい入口商品を作る。
そして、
最初の取引では利益を求めすぎず、長期的なリピートにつなげる。
この方向に広告の使い方を変えてみます。
■まとめ
今回の広告運用で考え方が、
「広告でその場の売上を作る」
から、
「広告で新規客との最初の接点を作る」
に変わりました。
そのため、
高価格の商品だけを広告に出すのではなく、
1,000円〜3,000円程度の「小さな困りごとを解決するサービス」
を増やしています。
これで本当に広告経由の初回購入が発生するのか。
さらに、その購入者がその後リピートしてくれるのか。
ここからは、少し長いスパンで検証してみたいと思います。
もしこの方法で結果が出れば、
「ココナラ広告は、高単価商品を直接売るより、低価格の入口商品から新規客を獲得する方が相性がいい」
という一つの使い方が見えてくるかもしれません。
引き続き、数字がたまったら結果を報告したいと思います。