その小さな成長、保護者に届いていますか?

その小さな成長、保護者に届いていますか?

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コラム

「今日は楽しく過ごしました」
「お友達と仲良く遊びました」

連絡帳を書きながら、いつも似た表現になってしまう。忙しい現場では、そんな日もあると思います。

でも、その一日の中に、もう少し具体的に伝えたい場面はなかったでしょうか。

貸してほしいおもちゃを、自分から指さした。
難しいところで、職員に「手伝って」と言えた。
みんなの活動を少し離れた場所から見て、最後に参加した。

大人には小さく見える出来事でも、その子にとっては勇気のいる一歩だったかもしれません。

保護者は、事業所での時間をずっと見ているわけではありません。だからこそ、職員が見つけた一場面を、言葉にして届けたいと思うのです。

例えば、こんな記録です。

「今日は工作を頑張りました」

ここに、場面と関わりを添えてみます。

「工作で紙を切るとき、途中で手が止まりました。職員が『一緒にやる?』と声をかけると、『ここ持って』と伝え、紙を支えてもらいながら最後まで切りました」

何をして、どんな支えがあり、本人がどう動いたのか。その様子が、少し浮かびやすくなります。

記録するときは、次の3つを意識してみてください。

①どんな場面だったか
活動名だけでなく、何をしていたときかを書きます。

②どんな支援をしたか
声かけや道具、環境の工夫などを残します。

③本人がどう反応したか
実際に見た行動や、聞いた言葉を具体的に書きます。

一度できたことを、すぐに「身についた」と決める必要はありません。「今日は、この場面でできた」と丁寧に残す。その積み重ねが、変化を振り返る手がかりになります。

もちろん、うれしい出来事だけでなく、困ったことや、まだ支えが必要なことも大切な情報です。

「ここで困っていました。こんな関わりを試しました」
そう伝えた先で、ご家庭での様子も聞ければ、次の支援を一緒に考えられます。

記録は、子どもの姿を保護者と分かち合うためのものでもあります。

福祉事業サポート みらいでは、記録の書き方を共有する研修資料や、記録様式の整理をお手伝いしています。

現場で見つけた小さな一歩を、伝わる言葉に。一緒に考えていきましょう。
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