さすがに買われすぎ銘柄を中心に週末の手仕舞い売りに押されるか!? 日々是相場-朝刊-

記事
マネー・副業
日々是相場-朝刊-2021年1月22日(金)
NYダウ    31,176.01 ▼ 12.37
NASDAQ  13,530.92 △ 73.67
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 28,645 円 ▼ 85 円
NY為替      103.50 円
日経平均  28,756.86 円 △ 233.60 円
本日の「朝一番!」動画

朝のライブ配信 -今日の相場見通し-  (8:35開始です、この時間以外でも見られます。)

昼のライブ配信 -お昼の相場見通し-  (12:20開始です、この時間以外でも見られます。)

夕方のライブ配信 -明日の相場見通し-  (原則として16:00開始です、この時間以外でも見られます。)

☆ 米国市場 ☆
好調な経済指標も手仕舞い売りに押されるものが多い
 朝方発表された新規失業保険申請件数や住宅着工件数が予想を上回ったことで買い安心感から堅調となったものの手仕舞い売りに押されるものも多く総じて冴えない展開となった。目標株価の引き上げなどからハイテク銘柄が買われてナスダック指数は堅調だったものの、ダウ平均は手仕舞い売りに押されて小幅安となった。
 特に買い上がる材料があったということでもないのだが、ECB(欧州中央銀行)理事会も特にサプライズもなく、相変わらず欧米でも新型コロナウイルスの感染拡大が続くなかで足元の経済指標が堅調となったことで売り急ぐということはなかった。ただ、金余りとは言え、目先的な過熱感も強く決算発表の本格化を控えての持高調整の売りも多いようだ。決算発表は好決算も出尽くしとなるケースもありそうだ。
 個別には目標株価の引き上げからアップルが買われ、インテルも大幅高となった。アマゾン・ドット・コムやフェイスブック、アルファベットも堅調だが上値も重くなった。一方、ボーイングやダウ、シェブロンなど景気敏感株は売られ、ネットフリックスなど好決算を発表して買われた銘柄も手仕舞い売りに押されて軟調だった。
☆ 本日の相場 ☆
 昨日の日本市場は米国株高を受けて買い先行となった。ただ、前日の高値水準を上回ると買い切れずに手仕舞い売りに押され、上値の重い展開となった。日銀の金融政策決定会合の結果発表でも特に反応は見られず、堅調ながらも方向感に乏しい展開だった。
 米国株が冴えない展開となったことから本日の日本市場は売り先行となりそうだ。積極的に買い上がるというような材料に乏しく、週末の手仕舞い売りに押されるものも多くなりそうだ。指数に影響の大きな銘柄次第ではあるが、買われすぎ銘柄も多く、決算発表の本格化を前に手仕舞い売りに押されるものも多くなるだろう。
 28,800円を超えると売られるという状況から再度下値を試すことになりそうだ。28,500円で底堅さがみられるのか、あるいはさらに買われすぎの修正から28,000円を試すことになるのだろう。あっさりと28,000円を割り込むということも考えられるが、決算発表次第ということだ。
☆ 本日の注目点 ☆
20年12月と20年の全国消費者物価指数(CPI、総務省、8:30)
3カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)
20年12月と20年の食品スーパー売上高(日本スーパーマーケット協会など、13:00)
20年12月と20年の百貨店売上高(日本百貨店協会、14:30)
1月の月例経済報告
4~12月期決算=東京製鉄
20年12月の英小売売上高(16:00)
1月の仏購買担当者景気指数(PMI)速報値(17:15)
1月の独PMI速報値(17:30)
1月のユーロ圏PMI速報値(18:00)
1月の英PMI速報値(18:30)
1月の米PMI速報値(23:45)
20年12月の米中古住宅販売件数(23日0:00)
☆ 銘柄ニュース ☆
週末の手仕舞い売りに押されるか
住友商事(8053) 1,421 △ 17 、 日揮ホールディングス(1963) 1,207 △ 14
 生成時に二酸化炭素(CO2)を出さない「グリーン水素」事業に参入すると新聞で報じられた。オーストラリアに生成設備を設置、割安な太陽光由来の電気で水素を作り外販する。
武田薬品(4502) 3,591 ▼ 4
 米バイオ製薬モデルナの新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)を国内で始めたと発表した。モデルナのワクチンは日本では武田が治験や流通を請け負っている。
富士通(6702) 16,185 △ 235
 マスクを着けたままでも高精度に本人確認ができる顔認証技術を開発したと発表した。店舗での手ぶら決済に使える認証技術として2022年3月末までに実用化することを目指す。
日本製鉄(5401) 1,353 ▼ 1 東京製綱(5981) 1,072 ▼ 27
 日本製鉄が10%弱の株式を保有する東京製綱に対し、TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。1株1500円で保有比率を19.91%まで高める。
LIXIL(5938) 2,472 △ 66
 蓄電池を発売すると発表した。ほぼ1日分の電力をためることができ、災害時でも必要最小限の家電を長時間使える。
弁護士ドットコム(6027) 11,160 △ 110
 マイナンバー連動の電子署名サービスを始めると発表した。従来は約一週間かかっていた本人確認の手間を省ける。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
米国株は相変わらず堅調だがさすがに上値の重いものも多くなってきた。ハイテク銘柄も足元堅調に見えるがまだまだ高値からの戻りに過ぎず、指数が独り歩きしているという感じだ。日本市場でも日経平均に影響の大きな銘柄が高いだけという雰囲気でもあり、買われすぎの修正は見られるだろう。
決算発表次第ではあるのだが、好調な決算はある程度織り込み済みということでサプライズがみられるかどうかということだろう。逆に芳しくない決算でのサプライズがみられると一斉に買われすぎの修正があると思う。
売られすぎ銘柄が芳しくない決算を発表してさらに売られるかどうかということになるが、ある程度は織り込まれているものと思われる。Jフロントリテイリング(3086)や三越伊勢丹(3099)などの百貨店株も明治HD(2269)など食品株も引き続き注目される。新型コロナウイルスワクチンの治験が始まると報じられた武田薬(4502)も注目される。
武田薬品(4502)は25日や75日の移動平均を下回って推移、一目均衡表の雲の下限での動きとなっている。ここで下げ渋り早期に75日移動平均線を抜けてくれば一気に上昇となるのだろう。