日々是相場 -朝刊-2020年12月7日(月)
NYダウ 30,218.26 △ 248.74
NASDAQ 12,464.23 △ 87.05
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 26,860 円 △ 80 円
NY為替 104.15 円 △ 0.28 円
日経平均 26,751.24 円 ▼ 58.13 円
☆ 米国市場 ☆
週末の買戻しや追加経済対策期待で堅調、ダウ、ナスダックは上場来高値引け!
朝方発表された雇用統計が予想を下回ったことで逆に追加の経済対策期待が高まり堅調となった。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で雇用に不安が募ってきたことでなかなか決まらない経済対策も早期に発動されるのではないかとの期待が高まり、最後は週末の持ち高調整の買いも入りダウ平均、ナスダック指数は最高値、S&P500指数はほぼ最高値での引けとなった。
買われすぎ銘柄の上値は重いのだが、景気敏感株が素直に買われて相場全体も堅調となっている。買われすぎ銘柄の買戻し一巡となった感もあり、さらにここから買い上がるというよりは上値の重さが嫌気される場面も出てきそうだ。買われすぎ銘柄の調整は続いているものと思われ、そろそろ景気敏感株も追加の経済対策を織り込むことで全体的に上値の重い展開となるだろう。
個別には追加の経済対策を織り込む形でキャタピラーやシェブロンなど景気敏感株が高く、債券から株式への流れで金利が上昇し、JPモルガン・チェースなど金融株も買われた。セールスフォースも高くなった。一方アップルやアマゾン・ドット・コムなど買われ過ぎ感が強いハイテク銘柄の一角が軟調だった。
☆ 本日の相場 ☆
先週末の日本市場は米国株は堅調だったが新型コロナウイルスの感染拡大などを嫌気して売り先行となった。買戻し一巡となった銘柄から売られるという展開だったが週末の手仕舞いの買戻しなどもあって下げ渋り、TOPIXはかろうじてプラスの引けとなった。新型コロナウイルスの感染拡大は懸念材料だが、売り急ぐこともないというような雰囲気だ。
週末の米国市場が堅調となったことから買い先行となりそうだ。ただ日本での新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、緊急事態宣言などが発出されるという懸念も残っており、そろそろ目先的な過熱感もあって調整となると思う。買戻し一巡となった銘柄から売られる展開が続くのだろう。
依然として値持ちのいい展開となっているが、27,000円を超えたら超えたで達成感から売られそうだし、超えなければ超えないで失望感から売られそうだ。いずれにしても26,000円や25,500円水準までの調整は近いと思う。
☆ 本日の注目点 ☆
11月上中旬の貿易統計(財務省、8:50)
10月の景気動向指数速報値(内閣府、14:00)
2~10月期決算=積ハウス
11月の中国貿易統計
タイが休場
10月の米消費者信用残高(8日5:00)
☆ 銘柄ニュース ☆
冴えない展開に
三菱ケミHD(4188) 636 △ 39
炭素繊維事業でゴルフ用途に注力していると新聞で報じられた。原料から一貫生産する強みを生かして製品を拡充し、販売量を年3%以上増やしていきたい考えだ。
前田建(1824) 859 △ 12
フランスの水道大手と業務提携したと新聞で報じられた。世界の水道で実績を持つ同社と共同で入札に参加する。
小松マテーレ(3580) 978 ▼ 20
抗ウイルス生地を用いた簡易型の間仕切りを販売すると新聞で報じられた。大学の図書館や食堂、企業の受付スペースなどの需要を見込む。
大幸薬品(4574) 1,633 ▼ 8
iPS細胞由来の心筋細胞シートの開発と事業化を進めるベンチャー企業に出資すると発表した。親和性が高いと判断した。
豊通商(8015) 3,820 ▼ 5
エジプトの電機大手と共同でカイロの配電システムの更新事業を受注したと発表した。スマートメーターで配電網を遠隔管理し、大規模な停電を防ぐ。
エーザイ(4523) 7,677 ▼ 13
中国で認知症に特化したオンライン診療サービスを始めると新聞で報じられた。認知症患者のデータを活用して中国市場向けの新薬開発につなげる。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
先週末の日本市場は下げ渋り、TOI}PIXは堅調、米国市場も堅調となっており、目先的な過熱感をものともせず総じて堅調な地合いが続いている。ただ、さすがにこのまま上昇が続くというほど経済に楽観視は出来ないと思われ、日柄調整となるか値幅調整がみられるだろう。
日経平均は27,000円の大台に乗せるのかどうかが注目されるが、27,000円を付けても付けなくても、ここで調整がみられると思う。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中ですでに終息を見越した株価まで上昇しているものなどから調整感が強まると思う。
売られすぎ銘柄の反発も日本製鉄(5401)や海運株などがしっかりと戻した感が強く、そろそろ上値も重くなりそうだ。逆に明治HD(2269)なども底入れの兆しも見られ始めており、日清食品(2897)など食品株に注目だ。
明治HD(2269)は底入れの兆しも見られるが、まだ出来高も膨らんでおらず、下値模索が続く可能性もある。ただ、移動平均線との乖離も大きく、底堅さは見られるだろう。