☆ 株式相場展望 -週報- ☆ 2023/2/11(日)
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☆ 今週の相場見通し
☆ 米国市場
先週の米国市場は決算発表がある程度出揃ったあとの持高調整の売り買いで右往左往する場面も多かった。ダウ平均は弱含みの保ち合い、ナスダック指数は上げ下げしながらも下落傾向というような状況だった。バブル崩壊で大きく売られた新興株やハイテク銘柄などが戻りを試す動きも一服となり、利上げ打ち止め感も織り込み済みというところまで戻したということだろう。肝心の企業業績は今一つ芳しいものではなく、引き続きスタグフレーション懸念を拭いきれず冴えないものが多かった。
今週は金融当局高官のコメントなどに振り回される展開となりそうだ。CPI(消費者物価指数)やPPI(卸売物価指数)の発表などでインフレ懸念、スタグフレーション懸念が強まると一気に売り直されることになりそうだ。逆にインフレ懸念、スタグフレーション懸念が薄れても改めて企業業績の悪化などを気にすることになるのだろう。企業業績や景況感が悪くても利下げはまだまだ遠いということを再認識するようなことになるのだと思う。まだまだ冴えない展開が続きそうだ。
今週は火曜日にCPI(消費者物価指数)の発表があり、水曜日は小売売上高やニューヨーク連銀製造業景況指数、鉱工業生産・設備稼働率、企業在庫、全米住宅建設業協会(NAHB)住宅市場指数などの発表がある。木曜日は新規失業保険申請件数やPPI(卸売物価指数)、住宅着工件数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数が発表され、金曜日は景気先行総合指数などが発表される。
☆ 日本市場
先週の日本市場は下値を試す場面もあったが、意外と値持ちのいい展開になった。日経平均に影響の大きな銘柄の動きで日経平均は右往左往することになったが、TOPIXは高値保ち合いという状況であり、決算発表が出揃ってくるなかで、割安銘柄などは売り難さも見られた。一方、空売りが積み上がった日経平均に影響の大きな銘柄はとっかえひっかえ大きく上昇して日経平均を持ち上げるような形となった。
今週の日本市場はまずは日銀総裁に絡む話題で売り買いどちらで反応するかということになりそうだ。週末の夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物では新総裁の影響が読み切れず右往左往する場面もあったが、特に大きな反応とはならなった。誰がなっても金融緩和の終了ということになるので売りで反応するのではないかと思う。特に金利上昇の影響が厳しいそうな買われすぎの日経平均に影響の大きな銘柄は売り急ぐ場面も出てくるのではないかと思う。
決算も特に好調ということでもなく、逆に円安効果が剥げて厳しい決算となったところも多い。スタグフレーション懸念が強まるような展開になると大きく売られることになるのだろう。異次元緩和の終了も取りざたされる場面もありそうで、戻れば売りという雰囲気もありそうだ。買われ過ぎの修正ということで冴えない展開になるのだろう。
今週は引き続き決算発表が多いが、火曜日にGDP(国内総生産)速報値や鉱工業生産指数確報値が発表され、水曜日は第3次産業活動指数が発表される。木曜日は貿易統計や機械受注、首都圏マンション販売などが発表される。
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
・NYダウ
比較的1日の値幅が大きい保ち合いとなっている。下値切り下げという状況でもあり、25日移動平均線や基準線、75日移動平均線が集まっているところでサポートされるか、あるいは一気に割り込んで調整となるかという状況だ。上値の重いなかで保ち合いを放れた方に大きく動くことになるのだろう。
予想レンジ 32,800ドル~34,200ドル
・ナスダック指数
改めて上値の重さを確認したような形で下値をためすことになりそうだ。25日移動平均線や基準線までの調整はあると思う。
予想レンジ 11,200pt~12,200pt
・日経平均
節分天井となったかに見えたが高値保ち合いという形だ。この保ち合いをどちらに放れるかということになるが、75日移動平均線のサポートを確認するような場面もあるのだろう。
予想レンジ 27,300円~27,800円
・TOPIX
高値保ち合いが継続となった。まだ移動平均線からの乖離も大きく上値の重い展開は続くのだろう。
予想レンジ 1,950円~2,000円
・ドル円
25日移動平均線や基準線を抜けてサポートを確認するような形となっている。それでも、雲に上値を押さえられると再度25日移動平均線や基準線を割り込んで下値を試すことになりそうだ。
予想レンジ 128.0円~132.0円
・米国10年国債利回り
75日移動平均線にサポートされて雲の中に突っ込んできた。遅行スパンがローソク足を抜けてきており、金利は高止まりとなりそうだ。
予想レンジ 3.60%~3.80%
・今週の相場見通し