日々是相場 -朝刊-2020年9月9日(水)
NYダウ 27,500.89 ▼ 632.42
NASDAQ 10,847.69 ▼ 465.45
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 23,030 円 ▼ 220 円
NY為替 106.02 円 ▼ 0.21 円
日経平均 23,274.13 円 △ 184.18 円
☆ 米国市場 ☆
連休明けも流れは変わらず大幅下落!
3連休明けとなった米国市場は先週からの流れは変わらず、朝方から売り先行となり、ハイテク銘柄等を中心に大きく値を崩す動きとなった。特に何か材料があって売られているということでないので、逆に疑心暗鬼で売りが売りを呼ぶような展開となった。
ナスダック指数は「調整局面入り」と言われる高値から10%以上の下落となり、「バブル崩壊」となってきた。特別な材料がないとあえて火中の栗を拾うという動きにもならず、米政権が中国半導体大手への禁輸措置を検討しているとの報道など米中問題も取りざたされてくれば、さらに下落が加速されると思われる。
個別にはアップルやセールスフォース、マイクロソフトなどここまで相場をけん引してきたハイテク銘柄等が大きく下落、テスラの下げは20%に達した。ボーイングも大幅安となり、シェブロンやエクソンモービルも原油価格の下落で売られ、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど銀行株も売られた。一方、ダウ平均採用銘柄ではディズニー、マクドナルド、ナイキ、キャタピラーの4銘柄が高くなった。
☆ 本日の相場 ☆
昨日の日本市場は米国市場が休場となるなかで欧州市場が堅調となったことなどもあり、買い先行となった。いったん売られる場面もあったが特に大きく売られるということもなく、底堅さを確認しての買い戻しなどから堅調な展開となった。
米国株が大幅下落、特に半導体関連銘柄やハイテク銘柄等が大きく売られたことから、本日の日本市場は売り先行となりそうだ。夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物は23,000円をキープしているが、23,000円を大きく割り込むという可能性もありそうだ。半導体関連銘柄等指数に影響の大きな銘柄が一気に売られそうで、連れて買われ過ぎ銘柄の修正安となれば、売りが売りを呼ぶ形になるかどうかということだ。
本日も23,000円の攻防が見られそうだが、買い戻し一旬後に手仕舞い売りが嵩むようであれば、さらに下値を試すこともありそうだ。23,000円を超えると買えないということで米国株の下落が進むようであれば、当面22,000円を試すような動きも出てくるのだろう。
☆ 本日の注目点 ☆
8月のマネーストック(日銀、8:50)
6カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)
8月の工作機械受注額(速報値、日本工作機械工業会)
7月の米消費者信用残高(4:00)
8月の中国消費者物価指数(CPI、10:30)
8月の中国卸売物価指数(PPI、10:30)
ポーランド中銀が政策金利を発表
☆ 銘柄ニュース ☆
大幅安となるか
ルネサス(6723) 733 △ 44
スマートフォンをワイヤレス充電器として使えるようにする半導体チップを発売したと発表した。スマートフォンの上にワイヤレス充電に対応した無線イヤホンやスマートウォッチ、ほかのスマートフォンを置くと充電できる。
ヤマダ電(9831) 548 ▼ 2 、 ヒノキヤG(1413) 1,785 △ 36
ヤマダ電機はヒノキヤグループに対しTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。1株2000円で連結子会社化を目指す。TOB成立後もヒノキヤGは上場を維持する。
三光合成(7888) 277 △ 12
自動車のないがそう部品の設計担当を2倍に増やすと新聞で報じられた。自動車メーカーは部品設計を外注する意欲が高まっており、部品設計を獲得して内外装部品の受注につなげる。
ソニー(6758) 8,235 △ 37
非接触IC「フェリカ」の新型チップを開発したと発表した。チップごとにあらかじめIDが備わっており、カードと利用者をクラウド上で簡単にひも付けられる。
SMK(6798) 2,670 △ 92
米国の半導体ベンチャー企業と提携すると発表した。共同でIoTセンサー向けを中心に消費電力の低い半導体を提供する。
アンジェス(4563) 1,496 △ 71
米医薬品開発企業と新型コロナウイルス感染症向けのDNAワクチンを共同で開発する契約を結んだと発表した。米国での臨床開発を検討している。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
昨日の日本市場は意外に戻したなという雰囲気だったが、米国株はナスダック指数が調整局面となるなど下落が止まらず、さらに調整が続きそうだ。そうなると日本市場も当面の高値を付けたということで手仕舞い売りにお押されるものも多くなりそうで、下値を試すことになりそうだ。
ファーストリテイリング(9983)などはまだ空売りが積み上がっているが、ここからの調整で一気に買い戻しが進むということになると売り方の回転が効いて、今度は逆に指数を下押す要因となる可能性もある。指数に影響の大きな銘柄の買われ過ぎの修正が続くと思われ、少なくとも指数の上値は重くなるのだろう。
そうなると、ここから買い場を探せる銘柄はある程度業績面で割安感が出るということでなくてはならないと思う。ゆうちょ銀行(7182)など銀行株のようにPBR(株価純資産倍率)が低い銘柄や日水(1332)や明治HD(2269)などの水産株、食品株が注目される。
明治HD(2269)は雲を割り込んで「三役逆転」となっているが、底堅さもみられる。75日移動平均線も下落に転じるので上値も重いかもしれないが、底堅さ見られたところからの反発は期待される。